日本の夏は熱帯雨林なみの暑さと湿度があります。美しい花だからといって、無理して涼くて乾燥した気候を好む花を植えても、結局は管理が難しいし望んだように美しく育てるのは大変です。そこで暑さや湿気を逆手にとって夏に開花する熱帯花木を花壇に用いることが定番になりました。
でも、実は熱帯の花でも日本の夏にヘバッテしまうものもあります。同じ気温や湿度でもコンクリートジャングルとはまた違いますから。
そこで花別に真夏の元気度をみてみましょう(関東地方南部基準)
◎真夏に元気いっぱい。
○変わらず元気です。
△元気をなくしがち。
×苦手。枯れることも。
真夏はやや花つきが落ちますが半日陰に移動するほどではないでしょう。
秋になると、また元気に咲いてくれます。
暑さや湿気に強い花ですが、真夏はできれば半日陰に置きますが、そのままでも大丈夫。
夏が開花の最盛期で10月頃には開花が鈍ります。
暑さや湿気に強い花ですが、真夏の開花は鈍ります。
秋には再び元気よく咲きます。
暑さや湿気に強い花ですが、直遮光には弱いので半日陰に置きます。
真夏が開花の最盛期で10月頃には開花が鈍ります。
暑さに強く丈夫ですが、やや花つきは悪くなります。
真夏は遮光して休ませ、9月になったら日に当てればまたよく咲きます。
暑くでもよく咲き、秋になってもあまり変わらず咲き続けます。
暑さや湿気には強いですが、真夏の直射光は遮光します。
暑さに強く丈夫ですが、鉢植えの場合は真夏の直射日光は避けたいです。
乾燥に弱いので水やりは忘れないようにします。
暑さに強く丈夫ですが、鉢植えの場合は真夏の直射日光は避けます。また、乾燥にとても弱いので水やりは忘れないようにします。
上手に育てれば真夏も開花が途切れません。
イメージとは異なり暑いのはやや苦手な花で、花つきは悪くなります。
真夏は遮光できる涼しい場所に移動し、地植えの場合はなるべく西日の避けられる場所を選んで植栽します。
暑さに強く丈夫ですが、できれば真夏の直射日光は避けたいところ。
夏でも花つきがよいのが魅力です。
暑いほど元気になる珍しい花。真夏が開花の最盛期ですが、秋になってもあまり変わらず咲き続けてくれるのは嬉しいです。
真夏の直射光も初夏から慣れさせれば大丈夫ですが、そのかわり乾燥させないこと。
暑さには強いですが、過湿は苦手な花。真夏に弱るわけではないですが、屋外では花つきよく育てるのがかなり難しいためこの評価。
つる性のため難しいとは思いますが、移動できるなら真夏は半日陰に置いた方がよいです。
真夏はやや花つきが落ちます。切り戻して休息期間にするか半日陰に移動します。真夏の直射光は平気なのでそのままでもかまいません。
秋になって涼しくなると、また元気に咲いてくれます。
基本的に暑さに弱い花です。真夏は条件がよくないと花つきは極端に落ちます。初夏と秋に咲く花と考えるべきだと思います。
真夏の直射光は大丈夫ですが、移動できるなら半日陰に置いた方がよいです。
※条件によっては違う結果になることもあります。