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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ペンタス

ペンタスペンタスの花

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ペンタスのデータ

花色:赤赤紫ピンク紫白
学名:Pentas
科名:アカネ科
分類:常緑低木
原産地:アフリカ
大きさ:背丈30〜100cm以上、横幅30〜100cm
主な見所:花(5〜11月)

ペンタスの特徴

以前は鉢花でしか出回りませんでしたが、花つきがよく夏の暑さや湿気に強いので、花壇や寄せ植えの素材としてポピュラーになりました。
小さな星型の花を頂部にかたまって咲かせるのでよく目立ちます。花色は白やピンク、赤紫あたりが中心で、熱帯植物特有の派手さはあまりありません。葉は少し大きめの濃い緑で葉脈が目立ちます。株は立性でやや高くなりますが、ガーデンでは低めに調整します。もともと背丈が低い矮性種もあります。
他の亜熱帯〜熱帯花木の多くが真夏に開花が鈍るのに対し、ペンタスは暑いほど元気です。

  • 難易度: 易しいです。
  • 日照量: 真夏の西日は遮光したほうがよいです。
  • 水分量: 適湿がよいですが、暑い時期は湿気にも強いです。
  • 耐寒性: 室内に入れて5℃以上を保ちます。安価なポット苗でも出回るので一年草扱いしてもよいです。

ペンタスの育て方

とても丈夫な花です。初夏や秋は日当たりの良い場所に置きますが、真夏の西日をまともに受けると弱りやすいので、できれば遮光するか午前中程度あたるようにします。
土は水はけのよい肥沃なものがよく、あまり強く乾燥する場所はよくありません。

  • 管理:終わった花は切り取ります。伸びすぎて姿が悪くなったら切り戻します。
    冬越しする場合は室内でやや乾燥気味に管理します。
  • 肥料:元肥を十分与えれば、あとはそのまま育ちます。開花の勢いが鈍ったら速効性肥料や緩効性肥料を与えて回復させます。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

ペンタスのアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
丈夫で花つきもよいので、夏の寄せ植えや花壇によく用いられるようになりました。特に矮性種として改良されたものは使いやすいです。ただ、矮性とはいえ横幅があるので、株間を十分に取ったり、広めの鉢にゆったり植えつけましょう。
花はよく目立ち、単植・郡植しても十分存在感があります。

ペンタスの主な品種

あまり品種立てて販売されていません。花色を見て購入しましょう。

グラフィティグラフィティ
グラフィティ
花つきや花のボリューム、背丈のバランスに優れたポピュラーな品種です。F1品種。
花色は赤紫〜薄ピンク、白などが揃います。

赤紫花種白花種
赤紫花種と白花種。

斑入り品種
斑入り品種。

矮性の品種
矮性の品種。花自体はあまり小さくならないですが、葉や株は小さいです。

その他の写真

花のアップ
花のアップ。整った半球状の花序になります。星型の花形もキュートです。


葉のアップ。葉脈が目立ちますが、株全体でみると熱帯植物特有の派手は抑えめで、一般的な寄せ植え向きの花とも合わせやすいのが魅力です。

ペンタスの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
丈夫で、水やり以外は手間もかからず、管理を少なめにしたい夏の花としてオススメできます。
また、暑い時期に熱帯感を抑えた植栽にしたい場合にも重宝します。

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