花色:
学名:Mussaenda parviflora
科名:アカネ科
分類:常緑低木
原産地:亜熱帯〜熱帯アジア
大きさ:背丈40〜200cm、横幅35〜150cm
主な見所:花(6〜9月)
コンロンカの仲間にはアフリカ原産のハンカチの花(サマーポインセチア)やフィリピカ、及びその交雑種も出回りますが、たんにコンロンカといえば本種を指すことが多いようです。薄黄色の花自体は小さいですが、白いがく片がよく目立ちます。葉はやや薄い緑〜濃緑色で環境によって変化します。全体的には涼しげな雰囲気です。成長はそれほど早くないので、鉢物はもちろん寄せ植えにも使えます。沖縄では庭木に使われているそうですが、東京付近では露地での冬越しは難しいです
日当たりのよい場所を好みます。真夏はできれば半日陰に置きますが、そのままでも大丈夫。土は水はけと水もちのよいものを用います。風通しのよい場所なら害虫の心配も減ります。冬越しは枝を整理し、乾燥気味に管理します
洋風の庭に向きます。寒さに弱いので基本的には鉢植えで単独で育てます。アレンジは寄せ鉢するか、初夏〜夏限定で寄せ植えに用います。涼しげな姿で、葉の印象もそれほど強くないのでおもしろい使い方ができると思います。ポイント的に使うと他の花同士のバランスを取るのにも使えます
冒頭写真のパルビフローラ(M. parviflora)がよく出回っており、普通は園芸で単にコンロンカといえば本種を指します。その他にもいくつか種類がありますが見かける機会は少ないです
○フィリピカ(M. philippica)
フィリピン原産のコンロンカ。ピンクのがく片が多くて派手な印象です
○ヒゴロモコンロンカ(サマーポインセチア)(M. erythrophylla)
アフリカ原産のコンロンカ。赤の大きめのがくで、花は白色
オススメ度:★★★
冬越し以外は丈夫な花で、夏に涼しげな花が欲しいときは重宝します