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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ギョリュウバイ

ギョリュウバイギョリュウバイの花

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ギョリュウバイのデータ

花色:赤紫ピンク白
学名:Leptospermum scoparium
別名:レプトスペルマム、ティーツリー
科名:フトモモ科
分類:常緑低木
原産地:オーストラリア、ニュージーランド
大きさ:背丈30〜200cm(3m)、横幅25〜150cm(2m)
主な見所:花(11〜6月)※他の季節にも咲くことがあります

ギョリュウバイの特徴

春咲き種と晩秋〜早春咲き種、矮性種と高性種があります。よく出回ってる鉢植えで販売されているものの多くは矮性種です。
まだ寒い1月ごろから梅に似た白やピンク、赤紫の花を枝いっぱいに咲かせます。花は紙細工のような印象で、淡く香りがあります。葉が線状で小さく、やや赤みがかります。株はこんもりしたブッシュ状になります。
半耐寒性とされることもありますが−5℃程度は耐えるので、南関東以西の暖地では地植えとしてもよく用いられています。ただし、鉢植えで販売されている矮性のものは寒さに弱い品種もあります。

  • 難易度: 夏越しさえ気を使えば丈夫です。寒さに弱い品種はやや難しい。
  • 日照量: 日当たりのよい場所で育てますが、鉢植えは夏に半日陰に移動します。
  • 水分量: 適湿を好みます。
  • 耐寒性: 一部の品種を除き、南関東以西の暖地では地植えにしても問題ありません。矮性種は寒さに弱いものが多いので霜よけ等の保護をします。

ギョリュウバイの育て方

日当たりがよく、水はけ水もちのよい場所を好みます。やや暑さに弱いので、鉢植えの場合は夏に半日陰に移動したほうがよいです。やや乾燥した環境を好みますが過度な乾燥も苦手なので、鉢植えの場合は水切れに注意します。
移植が苦手なのでなるべく根を傷めないように気をつけます。根を傷つけた場合は枝を切り戻して株の負担を少なくします。

  • 管理:伸びすぎた場合は花後に刈り込みます。初夏までは摘心して枝数を増やします。夏以降に強く刈り込むと花が少なくなるので注意。
  • 肥料:春と秋に控えめに緩効性肥料を与えます。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

ギョリュウバイのアレンジ

少し独特な雰囲気をもっており、洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
寄せ植えの場合、パンジービオラキンセンカ等、開花期の重なる一年草と合わせるとよいです。
暑さにやや弱く風通しの良い環境を好むので、樹木との寄せ植えはせず単独で植えるか、する場合はなるべく間隔を空けるようにしましょう。雰囲気が似ているはい性や低木のコニファーエリカ類とは相性がよいです。

ギョリュウバイの主な品種

有名な品種は特にありません。通常、苗が出回っている時期は開花期なので、花を見て一重か八重、花色などで決めます。

赤紫花種
赤紫花種。

矮性種矮性種
矮性種。鉢植えで育てられることが多いです。

その他の写真


最盛期は花つきが非常に良いです。

花とつぼみのアップ
花とつぼみのアップ。作り物めいた変わった印象の花です。

ギョリュウバイの個人的な印象

オススメ度:★★★★
丈夫で屋外でも冬を越せて、花が少ない時期に咲く点が評価できます。
ただ、独特な姿なので他の花とは合わせづらい印象があります。

コメント

  • 花がウメに、葉がギョリュウに似ていることから名が付きました。

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