葉色:〜
学名:Buxus sempervirens
別名:ボックスウッド、スドウツゲ
科名:ツゲ科
分類:常緑低木
原産地:地中海沿岸〜西アジア
大きさ:背丈0.5〜1.5m(3m)、横幅0.3〜1.2m(4m)、葉1.5〜2.5cm前後(対生)
主な見所:葉(周年)
日本に自生のあるホンツゲ(正式には単にツゲと呼ぶ)も庭木として使われていますが、近年はセイヨウツゲが植栽されることが多くなっています。セイヨウツゲはホンツゲに比べ葉幅が広く、より葉の丸みが強い印象です。葉色はやや明るめの緑色で、強い寒さに当たると紅葉します。春に咲く花は目立たず観賞価値はほとんどありません。自然樹形で育てられることは少なく、刈り込まれて生垣やトピアリーなどにされることが多いです。
イヌツゲもツゲの名で呼ばれますがモチノキ科の別種です。イヌツゲの葉は互生し鋸歯があり、まったく違う印象の樹木です
とても丈夫な樹木です。刈り込みの手間は必要ですが、成長が遅めで最終樹高も低いので手間はかかりません。日当たりと水はけの良い場所を好みますが半日陰でも育ちます。ツゲノメイガの食害だけはよく観察して初期のうちに駆除します
萌芽力が強く刈り込んで小枝を出させると見栄えがするので、やや背が低めの生垣や境裁、トピアリーなど刈り込み物としてよく見られます。花や実には観賞価値はなく、もっぱら樹形を楽しむのが良いでしょう。葉色が明るめで洋風の植栽によく合い、自然風や和風の庭にはやや使いづらいです
これといった品種はないようです
トピアリー。刈り込んで形を作りやすく、成長もやや遅いので維持もしやすいです
オススメ度:★★★★
刈り込みに強く丈夫で、明るい葉色も好印象。洋風ガーデンによく合います。ただツゲノメイガの食害だけは注意しなければなりません