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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

センリョウ

センリョウセンリョウの実

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センリョウのデータ

実色:赤黄色
学名:Sarcandra glabra
科名:センリョウ科
分類:常緑低木
原産地:日本、東アジア〜東南アジア
大きさ:背丈0.6〜1.2m、横幅0.7〜1.0m、葉8〜15cm前後(対生)
主な見所:実(11月〜?月)※いつのまにか食べられてしまいます

センリョウの特徴

だんだんと寒くなってくる11月ごろ、緑だった実が赤や黄色に色づき冬をつげます。実の色は赤が普通ですが黄色もよく見ます。葉は鋸歯の目立つ深緑色で、反対色の赤い実とは相性がよいです。
よく比べられるマンリョウとは異なり、実を枝先に固まってつけるのでよく目立ちます。また、幹が一本立ちになりやすいマンリョウに対して、センリョウは根際からいくつも枝を伸ばす株立ちになるので、まとまりやすく姿も美しいです。

  • 難易度: とても丈夫です。
  • 日照量: 日陰でも育てられますが、半日陰を好みます。
  • 水分量: やや湿った場所を好み、乾燥は苦手です。
  • 耐寒性: 関東以南程度の寒さなら問題ありません。
  • 成長速度:やや遅い 成長はやや遅め。株立ちで背丈も低いので管理しやすいです。
  • 移植適期:3・9月 移植は比較的容易です。

センリョウの育て方

半日陰の、やや湿った肥沃な土の場所を好みます。丈夫で幅広い環境で育ちますが、日当たりが良すぎたり土壌が乾燥すると、葉焼けしたり枝先が痛んで見苦しくなります。

  • 管理:普段は特にすることはありません。
  • 剪定
    伸びすぎた枝や、弱い枝を根際から切り取って更新します。自然樹形を楽しむので通常は刈り込みはしませんが、大きくなりすぎて仕立て直したいときは全体を短く切り詰めます。
  • 肥料:春に緩効性肥料を与えますが、肥沃な土なら特に与えなくても実をつけます。
  • 病害虫:特に気になるものはありません。

センリョウのアレンジ

和風の庭によく合います。マンリョウほど和の雰囲気が強くないので、使い方によっては洋風の庭の日陰に植えても合います。
根じめ・境栽などに用います。株立ち状の姿は品もよく、玄関前の日陰や坪庭に向いています。

センリョウの主な品種

赤実のほかに黄実もあります。斑入り品種もありますが、あまり見かけません。

その他の写真

実がついたセンリョウ
実つきの良さは大きな魅力です。

いつのまにか食べられてしまった実
いつのまにか食べられてしまった実。2月ごろには実が無くなっていることが多いです。

センリョウの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
株立ち状の樹形なので、姿がまとまりやすいのが良いところです。

コメント

  • 実は鳥の好物。防鳥ネット等で実が食べられるのを防ぐこともできますが、風情を損なうのでなるべく使いたくありません。悩ましいです。
  • 黄実の種はキミノセンリョウということもあります。

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