葉色:
学名:Sansevieria
別名:サンスベリア
科名:キジカクシ科
分類:多年草(常緑)
原産地:熱帯アフリカ他
大きさ:背丈40〜100cm、横幅15〜100cm以上(ほふく性)
主な見所:葉(周年)
いくつか種類がありますが、ポピュラーなのはナイジェリア原産のトリファスキアタの園芸種です。他にも様々な種類がありますが店頭にはあまり出回りません。
葉は多肉質で、横縞や縦縞の斑が入り、少しくねらせる様に縦に伸びていきます。株は地下茎で増えて横に広がりますが、狭い鉢植えではそのような姿にはなりにくいです。
日当たりを好みますが、半日陰でも育ちます。真夏の直射光は葉焼けしやすいので遮光したほうがよいでしょう。乾燥に強く乾かし気味に育てますが、夏は乾いたらしっかり水を与えます。
冬越し中は、温度を保てない場合は必ず水を完全に切ります。
細長い草姿から、細めの腰高な鉢に植えるとよく似合います。ただ、本来は株が横に広がるので育成上は好ましくないです…。
一般家庭では難しいと思いますが、地植えできる温室などがあれば株が横に広がる姿を楽しんでもよいでしょう。とはいえ、そういった姿は植物園等で観察するのが現実的かもしれません。
腰高の鉢に植えた例。よく見かける仕立て方です。
新宿御苑の温室で見かけた、横に広がって育つトリファスキアタ。
本来の自然な育ち方です。
トリファスキアタ(S. trifasciata)の園芸種がよく出回っています。
他にもいくつか種類や品種がありますが、店頭ではあまり見かけません。
「ローレンティー」
トリファスキアタの改良品種。葉に黄白色の覆輪が入ります。よく見かける代表的な品種です。
「ハーニー」
トリファスキアタの矮性品種。
「ゴールデン・ハーニー」
トリファスキアタの改良品種。葉に黄色の覆輪が入る矮性品種。
改良交雑品種の一例。
写真1枚目は扇状に葉が広がっていく「ケニア」。
写真2枚目は細葉種の「ファンウッド・ミカド」。
トリファスキアタ以外のこういった品種は、通販であれば比較的容易に入手できます。
トリファスキアタの原種。
斑があまり美しくなく、店頭で出回ることはほとんどありません。
オススメ度:★★★★
乾燥に強く丈夫。冬に水を完全に切って休眠状態にする冬越し法を覚えれば、寒さに比較的強い観葉植物といえます。ただ、寒い時期に水をあげると呆気ないほど枯れやすいので注意。