カディエレイ
「ムーンバレー」と、ヌンムラリフォリア
葉色:
学名:Pilea
科名:イラクサ科
分類:多年草(常緑)
原産地:世界各地
大きさ:背丈15〜30cm、横幅15〜40cm
主な見所:葉(周年)
いくつか種類が出回っています。いずれも凹凸のある葉の表面が特徴です。
カディエレイは緑と白い斑入りで硬質な印象。葉縁の鋸歯が目立ちます。ピレアの仲間では一番ポピュラーで、改良品種もいくつか出回っています。園芸品種のムーンバレーはふさふさしたようにみえる不思議な見た目で、赤紫色の模様も特徴。インパクトがある姿です。ヌンムラリフォリアは葉が黄緑色で、やや横に広がります。
性質はいずれも丈夫ですが、カディエレイは特に丈夫で寒さにも比較的強いです。
性質は丈夫で、条件を整えてあげれば特に問題なく育ちます。
半日陰の湿った場所を好みます。暗すぎる場所では徒長しやすいです。なるべく明るい場所で育ててあげたいです。日照不足など、栽培条件が悪いと下葉を落としやすいので目安になります。
小〜中鉢に単独で植えるのが普通ですが、株が小さいうちは寄せ植えにも使いやすいです。
カディエレイと、あとの2種は雰囲気がかなり違います。カディエレイは様々な場所で合わせられ、室内のミニ鉢にもよく合います。「ムーンバレー」はエキゾチックな演出に向きます。ヌンムラリフォリアは寄せ植えにも使えるクセの少ない姿ですが観葉植物ぽさは薄れます。
主にカディエレイとその改良品種が出回っています。ムーンバレーとヌンムラリフォリアもたまに出回ります。その他の種を店頭で見かける機会は多くありません。
○カディエレイ(P. cadierei)
ピレアの代表的な種。条件が良ければ節が詰まってこんもりした姿になります。
「ミニマ」
カディエレイの代表的な園芸品種。節も短く、葉も小型です。
「ムーンバレー」
園芸品種。凹凸のある葉が特徴で、葉色は環境によって多少変化します。
元親はP. involucrataとされることが多いですが、詳細は不明。
○ヌンムラリフォリア(P. nummulariifolia)
ミントのような印象で、黄緑色の葉色が特徴。
カディエレイやムーンバレーに比べ派手さはなく、クセの少ない姿をしています。
「シルバーツリー」
ヌンムラリフォリアの改良品種。濃緑色の地に銀白色の斑入り。
オススメ度:★★★★
扱いやすい小型観葉植物。やや成長が早いですが気になるほどではありません。
なるべく明るい場所に置いてあげないと、徒長して観賞価値が低くなります。