本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ツルマサキ

ツルマサキツルマサキ

戻ります

ツルマサキのデータ

葉色:斑入り
学名:Euonymus fortunei
科名:ニシキギ科
分類:常緑低木(つる性)
原産地:東アジア
大きさ:背丈5〜10cm、横幅50〜100cm以上(つる性)
主な見所:葉(周年)※斑入り葉が美しいのは葉は春から秋まで。

ツルマサキの特徴

グランドカバーや寄せ植えのわき役として用いられています。
葉は楕円形で小さく、ツヤがあります。寄せ植え用には斑入り種が使われます。斑の色は新芽の時が一番きれいで、徐々に緑が濃くなります。先祖帰りしやすく、いつのまにか緑葉になっていることもあります。枝はつる状に伸びていきます。
日当たりで育てると節が詰まって育ち、半日陰ではやや間延びしやすいです。

  • 難易度: とても易しいです。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも育ちます。
  • 水分量: 適湿を好みます。
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです。

ツルマサキの育て方

丈夫で育てやすいです。日当たり〜半日陰の場所に植えます。暗い場所では間延びして格好悪くなりがちですから、なるべく明るい場所に置きます。
土質はあまり選びませんが、乾燥させすぎないようにします。

  • 管理:伸びすぎたツルは適当なところでカットします。
  • 肥料:気が向いたとき、春と秋に緩効性肥料を与える程度で十分です。
  • 病害虫:ツルマサキは、樹木のマサキとは違い害虫にも病気にも強いです。風通しが悪いとたまにウドンコ病が発生します。

ツルマサキのアレンジ

洋風、和風、自然風いずれの庭にも合います。
地植えに向くリーフプランツです。寄せ植えのリーフプランツとしても用いられますが、ツルを伸ばしたいようなレイアウト以外では利用価値はあまりありません。グランドカバーでは暗いところで使うと濃緑色の葉が重いので、明るめの場所を選びます。
葉が小さいので狭い場所でも大丈夫ですが、つるが旺盛に伸びるので管理は煩雑になります。

日当たりの良い場所のグランドカバーとして植えた例
日当たりの良い場所のグランドカバーとして植えた例。
被覆率が良くて雑草が生えにくいです。一方で、やや厚みが出て立ち上がったような印象になります。薄く仕上げたい場合はこまめな刈り込みが必要になります。


ハンギングバスケットに、枝が下垂するように寄せ植えした例。
下側に伸びていくので他の植物を邪魔しません。

ツルマサキの主な品種

斑入り葉種と緑葉種が出回ります。寄せ植えには斑入り葉種がよく用いられます。

エメラルドガイティ
エメラルドガイティ
覆輪の白斑入り。ポピュラーな品種でよく見かけます。

エメラルドゴールド
エメラルドゴールド
覆輪の黄斑入り。ツルマサキの中では明るめの葉色です。

ハーレクイン
ハーレクイン
白の散り斑入り。よく見かけます。

ブロンディー
ブロンディー
中斑入りの品種。

その他の写真

枝が立ち上がったツルマサキ
写真のように枝が立ち上がるので、グランドカバーの場合は折をみて切り戻します。
立ち上ってくる枝の先に樹幹やラティスなどがあれば、自然に絡めさせることもできます。

ツルマサキの個人的な印象

オススメ度:★★★
日陰では間延びしやすい性質で、硬い印象の葉もしっとりした庭には使いづらいです。
一方で、日当たりのよい場所のリーフプランツには使いやすいです。

仲間の植物

戻ります