花色:
学名:Salvia pratensis
別名:メドーセージ
科名:シソ科
分類:多年草(半常緑〜常緑)
原産地:ヨーロッパ、地中海沿岸
大きさ:背丈20〜60cm、横幅25〜40cm
主な見所:花(5〜7月)※8月以降も咲くことがあります
英名がMeadow Sageなのでこちらが本当のメドーセージなのですが、日本ではなぜかグアラニティカがメドーセージと呼ばれています。
初夏から夏にかけて花穂を伸ばして赤紫〜青紫や白の花を咲かせます。夏〜秋開花の多い宿根サルビアの仲間の中ではかなり早咲きになります。花はやや小さめで花つきがよいです。葉は広楕円形で葉縁にぎざぎざがあり、しわがよく目立ちます。株はロゼット状になります。園芸では小型に改良された品種が人気です。名前が誤認されていることからもわかるようにポピュラーとは言いがたい花ですが、珍しいというほどではありません
日当たりと水はけのよい場所に植えつけます。丈夫な花で、適地に植えれば放任してもまず花を咲かせてくれます。高温多湿には弱いので夏場はできるだけ風通しのよい涼しい場所に置きますが、短命になることも多いです
葉の印象が野性的なので自然風の花壇に合います。和風の庭や整形花壇には向かないと思います。性質的にもアレンジ的にも地植え向きの花で、ペレニアルガーデンの前〜中景に向いています
花色違いでいくつか品種が出回っています。矮性のパレットシリーズなどが人気です
「トワイライトセレナーデ」
パレットシリーズの一品種。濃い紫色の花が咲き、矮性で花つきがよいです。他種に比べ、性質がやや弱い気がします
「スワンレイク」
パレットシリーズの一品種。白花が咲きます。比較的丈夫な品種
オススメ度:★★★
有料庭園ではよく見かけますが、店頭では意外と見かけない花。野暮ったい印象の葉が残念ですが花は美しいです。暖地では短命になりがちなのが難点