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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

シロタエギク

シロタエギクシロタエギクの花

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シロタエギクのデータ

葉色:シルバー
学名:Senecio cineraria
別名:ダスティミラー
科名:キク科
分類:多年草(常緑)
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈25〜50cm、横幅20〜40cm
主な見所:葉(周年)※新芽が多い春と秋が一番美しい

シロタエギクの特徴

似たようなシルバーリーフがいくつか出回りますが、一番流通量が多いのが本種です。細かい白い毛が株全体に生えて銀色に見え、葉ものとして寄せ植えに用いられています。
葉には切れこみが入り、新芽ほど葉色は綺麗です。株は間伸びしやすい性質があるので、美しい姿のまま維持したいなら時々切り戻したり挿し木して更新する必要があります。初夏に黄花を咲かせますが、株が弱るので切り取ることが多いです。
高温多湿に弱いものが多い銀葉の仲間としては丈夫さで人気があります。

  • 難易度: 過湿でもすぐ枯れることがなく、比較的丈夫です。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: やや乾燥した環境を好みます。
  • 耐寒性: 耐寒性はやや強いです。

シロタエギクの育て方

少し乾燥した、日当たりのよい場所を好みますが、幅広い条件に耐えます。多少環境が悪くてもすぐに枯れませんが、そのかわり徒長したり葉色が悪くなります。株の姿を綺麗に保つためにも半日陰や湿った場所には植えない方がよいです。1年毎に挿し木で更新すると美しい姿を保てます。

  • 管理:伸びすぎて格好が悪くなったら、切り戻すか挿し木で更新します。
    シルバーリーフとしての目的が主であれば花芽は切り取ります。
  • 肥料:緩効性肥料を春と秋に与える程度で十分です。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

シロタエギクのアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
寄せ植えの脇役にピッタリです。丈夫な性質なので合わせられる植物が多いのも魅力。暑い時期は間伸びしやすいので、梅雨前に挿し木をして株を更新させると、秋にまた美しい姿を観賞できます。
花壇に用いる場合は脇役だけでなく、リーフプランツとしてメインで使うことも可能です。

花壇に寄せ植えした植栽例
花壇に寄せ植えした植栽例。花が目立つ草花ばかりだとまとまりが悪くなりがちですが、シロタエギクを間に植えれば良い調整役となってくれます。

花壇にまとめて植栽した例
花壇にまとめて植栽した例。

シロタエギクの主な品種

これといった品種はないようです。

その他の写真


花のアップ。明るい黄色花で見所がないわけではありませんが、花を咲かせると草姿が乱れます。
シルバーリーフとして用いる場合は、つぼみのうちに切り取ってしまうことも多いです。

葉のアップ
葉のアップ。よく見ると白色の葉ではなく、緑色の葉に白い毛が生えていることが分かります。

シロタエギクの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
寄せ植え向きのシルバーリーフではとても丈夫な種のひとつ。
高温多湿の夏は間伸びした姿になり美しくありませんが、使い勝手は良好です。

その他のシルバーリーフ

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