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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

レモンバーム

レモンバームレモンバームの葉

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レモンバームのデータ

葉色:緑
学名:Melissa officinalis
科名:シソ科
分類:多年草(冬に半落葉〜落葉)
原産地:南ヨーロッパ
大きさ:背丈20〜50cm、横幅25〜50cm
主な見所:葉(冬以外)、香り(全草)

レモンバームの特徴

葉に特徴的なしわしわが入り、レモンやミントに似た爽やかで強い香りを放ちます。環境によって葉の印象が変わり、日当たりがよいと濃緑の葉色で硬く、半日陰では薄緑色で柔らかくなります。
小さな赤みがかる白花はほとんど目立ちません。株は横に広がって伸びます。葉や茎には毛が生えています。温暖地では半常緑になり冬は葉が落ちやすいですが、翌年には新芽を出します。

  • 難易度: とても丈夫です。
  • 日照量: 幅広い環境で育ちます。
  • 水分量: 乾燥に弱いところがあります。
  • 耐寒性: 葉が枯れたりしますが、寒さには強いです。

レモンバームの育て方

とても丈夫な植物で、むしろ雑草化しないように管理が必要です。
半日陰の少し湿った場所が適地です。日当たりのよい場所でも乾燥がひどくなければ元気に育ちますが、葉の柔らかさは失われます。

  • 管理:横に伸びやすいので、ときどき収穫をかねて切り詰めます。
  • 肥料:春に緩効性肥料を控えめに与えます。やせ地でも育つので肥沃な土なら無理に与えなくてよいです。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。
  • 収穫:花の咲く初夏が一番香りが強くなりますが、フレッシュな葉は生育期なら随時収穫できます。ドライでの利用は花の咲き始めに収穫して、明るい日陰で乾燥させます。

レモンバームのアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
野趣が強いため実用目的向きで、寄せ植えに向いている植物ではありませんが、ハーブガーデンに植えるとほのかにレモンの香りが漂います。

レモンバームの主な品種

斑入りの品種があります。

その他の写真

レモンバームの葉のアップ
葉のアップ。しわが目立ちます。
ミントに似ていますが、こちらの方が繊細な印象があります。

レモンバームの個人的な印象

オススメ度:★
日陰では葉が美しくなるのでリーフプランツのように使うことができます。
ただ、ハーブガーデン以外で積極的に利用する理由に乏しいです。

コメント

  • こぼれダネでも増え、繁殖力が旺盛なので地植えする場合は植栽場所を考慮しましょう。
  • ミントに比べると香りがマイルドなので、料理の添え物や風味付け、ハーブティーなど、気軽に利用しやすいです。

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