花色:
学名:Crocus
科名:アヤメ科
分類:秋植え球根
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈8〜15cm、横幅5〜10cm
主な見所:花(2〜3月)※出回る量は少ないですが秋咲き種もあります
早咲き種は明るい花色でいち早く春を告げます。白い葉脈が目立つ線のような細い葉と、株のわりに大きな花が特徴です。紫、紫と白の覆輪、白、黄色の花色があります。花は少し光沢があります。2月には咲きだす寒咲き種と3月から咲く春咲き種があります。花の見ごろは短く1〜2週間くらいで雨に当たるとさらに早まります。秋咲き種もありますが店頭に出回る量は少ないです
寒〜春咲き種は10月ごろに日当たりと水はけのよい土の場所に植えます。植えつけ深さは地植えなら8cm程度、鉢植えなら2〜3cm程度で植えつけます。充実した球根なら水やりのみで花が咲きます。花後は来年の開花のために肥培します。緩効性肥料と草木灰などのカリ分の多い肥料を与えてから、葉が枯れるまで日に当てて育てると来年も継続して咲きます。
秋咲き種は9月頃に植えつけます。他の育て方は春咲き種と同じです
花期が短いので他の花と合わせづらく、地植えにしろ鉢植えにしろ単独で郡植したほうがよいでしょう。地植えでは、花壇などではなく踏み石の周辺など目線の近くに植えないと目立ちません。寄せ植えするなら同時期に咲く球根類と合わせるか、春以降に成長する一年草の間に植えて花だけ楽しみます。条件のよい場所なら何年も植えっぱなし可能なので、できれば地植えをおすすめします
花色や花期の違う品種が出回ります。
また、秋咲きのものがあります。香辛料の原料として有名なサフランもそのひとつ。開花期に葉が出ない種類は印象がコルチカムに似ています
○スぺキオスス(C. speciosus)
秋咲き種。花は葉が出る前に咲き、葉は花後に出ます
冬枯れした芝生の中で、自然な雰囲気で咲くクロッカス
オススメ度:★★★
適地に植えれば丈夫で手間もかかりません。寒咲き種は早春に咲き始めるので季節感の演出にピッタリです。メインとするには心もとなく、ポイント的に配植するのに適しています