花色:
学名:Calluna vulgaris
科名:ツツジ科
分類:常緑低木
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ
大きさ:背丈20〜60cm、横幅30〜60cm
主な見所:花(5〜8月・11〜2月)
一属一種で、北ヨーロッパなど冬の寒さが厳しく夏に涼しい気候を中心に分布・帰化しています。温暖地では初冬に安価で苗が出回るため寄せ植えの素材として用いられることが多いです。花はヨーロッパ原産のエリカによく似ており、茎に連なるように咲きます。花弁に見えるのは苞です。花色はピンク〜白が主です。花期が長く、寒冷地では夏咲きですが暖地では晩秋〜冬にも咲きます。葉は多肉質ですが小さく繊細な印象。鮮緑色が綺麗ですが、品種によっては赤や黄色になるものもあります。株は背はあまり高くならず横に広がるように伸びます。寒さには非常に強いのですが夏の高温多湿に弱く、暖地の夏越しは難しい部類に入ります
日当たりと水はけのよい場所で育てます。土質は酸性土壌を好みます。条件に合わないならピートモスなどで調整しましょう。乾燥に強いのですが、カラカラの乾燥は嫌うので鉢植えは水切れに注意します。初冬〜春までは楽に育てられますが暖地では夏越しが難しいです。乾燥気味にして雨や直射日光の当たらない涼しい場所で乗り切ります。それでも枯らしてしまうことも多く、暖地では一年草扱いする場合もあります
洋風の庭に向きます。背が低く横に広がりやすいので、花壇の境栽や縁取り、寄せ植えの端側に植えるのに適しています。単独で鉢に植えて美しい葉色を楽しいでもよいでしょう
花色や葉色違いでさまざまな品種が出回ります。特に有名品種はないので店頭で直接見て買うのが確実です
白花種とピンク花種、アンティーク調のシックな色合いになります
寒さにあたると紅葉する品種
オススメ度:★★★★
花も綺麗ですが、葉色も綺麗。花期が長く花もちも良いので長期間楽しめます。暖地では夏越しが厳しいのが残念