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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ヒガンバナ

ヒガンバナヒガンバナ

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ヒガンバナのデータ

花色:赤白
学名:Lycoris radiata
別名:マンジュシャゲ
科名:ヒガンバナ科
分類:夏植え球根
原産地:東アジア
大きさ:背丈20〜30cm(花茎80〜100cm)、横幅35〜50cm
主な見所:花(9月)

ヒガンバナの特徴

日本では不吉な連想をさせる名前や、墓地に咲く花という印象からマイナスイメージで見られることもありますが、リコリスの仲間なのでよく見ると美しい花を咲かせてくれます。
秋の彼岸のころに揃ったように咲かせ、開花期は短めです。花色は燃えるような赤が一般的ですが、交雑種の清楚なシロバナマンジュシャゲもよく見かけます。花の時期に花茎だけを伸ばして咲き、花後に葉を出す独特な育ち方をします。

  • 難易度: 育てるというより環境の良い場所を選ぶのが大事
  • 日照量: 日向を好みます
  • 水分量: 水はけのよい土を好みます
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです

ヒガンバナの育て方

球根は7〜8月ごろ植えつけます。植え付け深さは5〜10cm程度で球根の2倍程度を目安にします。
日当たりと水はけのよい場所に植えれば、あとは放任で育ちます。植栽場所はやせ地で構いません。丈夫なので半日陰でも育ちますが、隔年開花になったり花茎が徒長したりするのでお勧めしません。

  • 管理:日本産のものはタネをつけませんが、花がらが見苦しいので、花後に花茎を切り取って綺麗にしましょう。
    一度植え付けたら、頻繁な植え替えを避けることで花つきが良くなります。そのため、初めの植栽場所の選定が大事になります
  • 肥料:花後に緩効性肥料を少量与える程度で十分。花つきは日当たりに左右されやすいです
  • 病害虫:ほとんど発生しません

ヒガンバナのアレンジ

和風の庭によく合い、洋風や自然風の庭にも合わせられます。
単独では魅力が伝わりにくく、群生や点在させて植栽するのに向いています。花期もあっという間に終わってしまうので、花壇のメインの場所というよりは、日当たりがよくて、養分に乏しい土の、空き地のような場所に植栽して放任するとよいでしょう。
広い庭に向き、狭い庭では使いづらいです。

芝生内に群生させた植栽例
芝生内に群生させた植栽例。
増えすぎを防ぐために、あらかじめ土に仕切りをしておくとよいでしょう。

斜面に点在するように植栽した例
通路を挟んだ斜面に、点在するように植栽した例。
綺麗に植え付けるというよりも、自然に生えてきたように咲かせるのに向いています

ヒガンバナの主な品種

交雑種ですが白花種があります。


シロバナマンジュシャゲ(アルビフローラ)L. albiflora
ヒガンバナとショウキズイセンの交雑種といわれています。シロヒガンバナとかシロバナヒガンバナとも呼ばれます。花色は黄色みが弱く白に近いものと、黄色が強く出るものがあります。
性質はヒガンバナとほとんど同じですが、やや開花時期が早いです

その他の写真


赤花と白花。紅白で並ぶと、やはりよく目立ちます。
一般的には赤花の群生の中に白花が数本ある、といった形で植栽されることが多いです。

つぼみのアップ
つぼみのアップ


早春の頃の草姿。花後に出る葉が長く伸びます。
葉が出ている間に十分に日に当てて肥培することで、来年の花芽をつくります

ヒガンバナの個人的な印象

オススメ度:★★
広い場所があれば放任で育ちます。
開花期がとても短いので、植栽数が限られる狭い庭では使いどころが難しいです。

コメント

  • ヒガン(彼岸)バナという名前が不吉な連想をさせるからか、店頭ではリコリスの名で販売されていることも多いようです(リコリスの仲間なので間違いではないです)
  • 秋になると各地の公園などで大群落を見ることができます。花期がそろうので一斉に開花する様はとても見ごたえがあります。埼玉県の巾着田、東京の府中市郷土の森などが有名です
  • 開けた場所で植えるのも良いですが、落葉樹の下も性質的に合っています。日当たりは、葉がある晩秋〜春まであればよく、葉が無い初夏〜秋は不要だからです。
    上記のヒガンバナの名所も、巾着田ニセアカシア府中市郷土の森ウメの樹林下で咲きそろいます。詳しくはリンクで確認ください
  • 家庭園芸では、マイナスイメージよりも、花後に葉がややだらしなく伸びる独特な育ち方のほうが、扱いを難しくしているような気がします

仲間の花

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