本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

フウセンカズラ

戻ります

フウセンカズラのデータ

花色:白  実:
学名:Cardiospermum halicacabum
科名:ムクロジ科
分類:多年草(常緑)、春まき一年草扱い
原産地:東南アジア、熱帯アメリカ
大きさ:背丈100〜300cm(つる性)
主な見所:花(6〜9月)、実(6〜11月)

フウセンカズラの特徴

初夏から夏に咲く白い花は目立ちませんが、花後の風船のように膨らむ実を楽しみます。つる性で暑さに強く夏以降とても大きくなり晩秋まで見ごろが続きます。つる性植物の中では比較的涼しげな姿で緑化などにもよく使われています。花は7〜9月に咲きますが小さく観賞価値はあまりありません。花後につく風船状の実は薄緑色で熟すると茶色くなります。中には3つ種子が入っており、黒いタネにはハート型の白い模様があります。葉は3枚の複葉ですっきりした姿です。株はつる性で縦横に伸びます

  • 難易度: とても丈夫です
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量::適湿を好みます
  • 耐寒性::寒さに弱いため一年草扱いにします

フウセンカズラの育て方

日当たりと水はけのよい場所に植えつければ、あとは放任で育ちます。むしろ育ったあとの管理が重要で、きちんと誘引したり剪定しないと雑草ぽくなってしまいます。各枝がバランスよく伸びるよう整えましょう。苗を購入するのが手軽ですが、直まきからでも楽に育てられます。冬には寒さで枯れてしまうので夏の緑陰作りに最適です

  • 管理:枝の伸びがよいので誘引作業はしっかり行います
  • 肥料:本葉が出たら緩効性肥料を与えます。チッソ肥料の与えすぎには注意します
  • 病害虫:あまり心配いりませんが、ハダニ等の吸汁性の害虫が出ることがあります 。葉が白くかすれるようなら発生を疑いましょう
  • タネから

    直まきで育てるのが楽です。寒さに弱いので八重桜の咲く頃になってからまきます。発芽率は良好、育苗も初期の水やり以外はほぼ放任で育ちます

フウセンカズラのアレンジ

フェンスやトレリス、ネットなどに絡ませて育てます。つるの伸びがとても速いので鉢植えの行灯仕立て等では手狭になりがちです。巻きヒゲの直径が小さいので太目の支柱には巻きつきませんが、ネット等なら最初のうちに誘引してあげれば形よく登っていきます。姿があまり暑苦しくないので窓に近い位置での緑陰作りにも適しています

フウセンカズラの主な品種

特にないようです

その他の写真


白い花は小さく目立ちません


熟した実とタネ。ハート形の白い模様がわかります

フウセンカズラの個人的な印象

オススメ度:★★★★
葉の形や色がつる性植物にしては涼しげな印象です。苗から育てれば、初心者でも美しい緑のカーテンがあまり手間を掛けずにできます

コメント

  • ルコウソウとともに、涼し気な緑陰作りの有力候補のひとつです
  • 原産国に混乱があるようですが、タキイのタネ袋によると東南アジア・中南米です

戻ります