花色:
学名:Primula filchnerae
科名:サクラソウ科
分類:多年草(常緑)、一年草扱い
原産地:東アジア
大きさ:背丈20〜40cm、横幅15〜30cm
主な見所:花(2〜5月)※開花株が初冬から出回ります
やさしげな雰囲気の花です。冬でも開花が見込めるため、鉢花やポット苗でよく出回るようになりました。プリムラ・シネンシスに似ていますが、花がやや小さく花つきに優れています。葉も形が違う(切れ込みの深さ)ので見分けられます。花は小さな5弁の整った形で、花色はシネンシスのように多くはなく薄ピンク〜薄紫色です。葉は切れ込みのやや深い灰緑色で、柔らかい毛が生えています。株はロゼット状になり、そこから花茎を伸ばして花序をつけます
日当たりと水はけのよい場所で育てます。涼しい季節の間は丈夫で、あまり手間をかけなくても綺麗に花を咲かせてくれます。夏越しする場合は風通しのよい半日陰の場所で乗り切ります。シネンシス比べると夏越しはやや難しく、一年草扱いになることが多いです
洋風の庭に合います。シネンシスに比べると花つきがよく豪華なのでメインにすえることが出来ます。寄せ植えの中景の目立つ位置にまとめて置いたり、個性の強い花同士のつなぎに使ったりするとよいと思います。こじんまりした鉢に単植しても様になります。多めに植えれば優しげでメルヘンチックな印象になります。和風や自然風の庭ならシネンシスの方が合うと思います
花色がピンクの強いものと紫が強いものがあります。シネンシスとの交配種もあります
オススメ度:★★★★
花色は少ないものの、丈夫で美しいため、冬から春の花としてポピュラーになりました。暑さに弱く夏越しは困難ですが、寄せ植え用の苗が安価に出回るようになり気軽に使えるのも嬉しい