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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ウィンターコスモス

ウィンターコスモスウィンターコスモスの花

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ウィンターコスモスのデータ

花色:黄薄黄複色
学名:Bidens
別名:ビデンス
科名:キク科
分類:多年草(常緑)、春まき一年草扱い
原産地:中央アメリカ他
大きさ:背丈30〜60cm、横幅20〜40cm
主な見所:花(10〜12月)

ウィンターコスモスの特徴

ビデンス属の仲間の中で、短日植物で秋〜冬咲きのものがウィンターコスモスと呼ばれて出回ります。いくつか種類があり、花茎を立ち上げて花を咲かせるものと、ほふくして咲かせるものに分かれます。一般的には立性の交配品種「イエローキューピット」などがよく出回ります。
開花期は秋〜初冬にかけてで、かなり寒くなってからも花つきは衰えにくいです。葉は羽状の濃い緑でやや硬めな印象。摘心しなかった場合は背丈がかなり伸びます。全体的にしっかりしていてコスモスに比べると硬い印象を受けます。
茎が丈夫なため容易に倒れたりせず他の花との寄せ植えにも向いています。

  • 難易度: 丈夫な花です。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: 水はけのよい環境を好み、過湿は苦手です。
  • 耐寒性: 一年草扱いすることも多いですが、霜よけすれば屋外でも冬を越します。

ウィンターコスモスの育て方

春にタネをまくか、秋に花つきの苗を購入します。
日当たりと水はけがよければ、あまり手間もかからず丈夫に育ちます。冬越し・夏越しもそれほど難しくはありませんが、夏場に乾燥によるハダニの被害にあいやすく、毎年秋に改めて苗を求めるのもよいと思います。チッソ肥料を与えすぎると徒長しやすいです。

  • 管理:花がら摘み以外は基本的に放任でよいですが、初夏に摘心して枝数を増やすとこんもりまとまります。
  • 肥料:元肥にリン酸分の多い元肥を与えます。追肥は薄い液肥程度。多肥は好みません。
  • 病害虫:高温乾燥期に葉にハダニがつきます。夏越しを考えなければほとんど発生しません。

ウィンターコスモスのアレンジ

洋風や自然風の庭に合います。和風の庭にはあまり合いません。
上手に摘心すれば背丈も低めに維持できコスモスよりも寄せ植えに向いています。立ち上がって咲く性質を生かして、花束のようにするのも楽しいです。
花色が黄色なので、同時期に咲く紫のサルビアやクジャクアスターとはよく合います。
地植えでも鉢植えでも育てられますが、大きく育てたいなら地植え、締めて育てたいなら鉢植えがよいでしょう。

ウィンターコスモスの主な品種

冬咲きのビデンス属のいくつかの種類と、改良交配種が出回っています。
主に立性種が出回っており、はい性種を見かけることは多くありません。

イエローキューピットイエローキューピット
イエローキューピット
交配種。株は立性。花弁の先が薄黄色〜白になり、花の白の部分の大きさは環境によって変化しやすいです。花つきは良好。
有名品種で店頭によく出回っています。

ウィンターコスモスの個人的な印象

オススメ度:★★★
温暖地で日当たりが良ければ、12月までしっかり咲き続けます。

コメント

  • 園芸書ではビデンスという名が一般的ですが、単にビデンスというと種類の数も多く、夏咲き種なども含めることになります。
    店頭ではウィンターコスモスの名の方が一般的で、個人的にも短日植物の冬咲き種はこちらの名の方が相応しいと思います。
  • ビデンスの仲間は多岐にわたり、分類もしっかりと行われていないそうです。

仲間の花

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