実色:
学名:Ilex pedunculosa
科名:モチノキ科
分類:常緑高木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈1.5〜3m(5〜10m)、横幅1〜2m(3〜6m)、葉4〜7cm前後(互生)
主な見所:葉(周年)、実(11月〜1月)
常緑樹としては軽めの樹形と小さめの葉から、雑木の庭に好んで使われる人気の樹木です。さらに赤い実も楽しめます。風に「そよぐ」ことからソヨゴと名がついたそうです。葉は全縁の小判型で、葉縁が波打ちます。初夏に長い柄の先に小さい白い花を咲かせ、その後に赤い実がつきます。樹皮はやや白っぽい灰色です。雌雄異株なので、実を楽しみたい場合は購入時に雌株かどうか確認が必要です
西日の当たらない日当たりのよい場所が最適ですが、半日陰でも十分育ちます。日当たりのよい場所だと実つきが良くなり、特徴の葉の波うちも大きくなりますが、夏の西日に当たると弱りやすいです。半日陰だと実つきに劣り、葉の波うちも弱くなりますが、土壌の乾燥や葉焼けなどの心配が減ります。土質は選びませんが、やや肥沃な土が好みです。強い乾燥を嫌います。潮風に強いといわれていますが、普通の常緑樹より強い程度で過度な期待はできません
和風、洋風、自然風の庭いずれにも合います。ただ自然樹形が魅力なのでしっかり刈り込むような和風庭園より、洋風や自然風の庭により向いています。他の樹木と合わせた寄せ植えに使われることが多いですが、樹形のよい株立ち状のものはメインにも使えます
一般的には緑葉の普通種が出回っています
「春風」:新芽が赤い品種。店頭では見る機会は少なめですが、通販ではそれなりに流通しています
条件が悪くなければ、実つきは良好
オススメ度:★★★★★
庭木として様々な意味で優れた樹木。成長が遅いのも大きな魅力です。ただ、花は美しくなく、個性にも乏しいので、メインにするなら樹形のよいものにこだわりたいです