花色:
学名:Itea virginica L.
科名:ズイナ科
分類:落葉低木
原産地:北アメリカ
大きさ:背丈0.5〜1.0m(2m)、横幅0.5〜1.5m、葉4〜7cm前後(互生)
主な見所:花(5〜6月)
以前より出回る花木でしたが、ナチュラルガーデンの人気とともに使われることが多くなった花木で、派手ではないものの美しい花をたくさん咲かせます。自然と株立ち状になり、あまり背丈が高くならないため扱いやすいです。
花は白い小花をたくさん咲かせて円柱状の総状花序になります。葉は卵形〜倒卵形で鋸歯があります。秋には紅葉します。株は背丈が低めで株立ち状になり、枝を横に広げて、やや下垂するように伸びます。花を枝の先端に咲かせるので、花も下垂しやすいのが大きな特徴です。
日当たりと水はけ、水もちのよい場所なら丈夫に育ちます。乾燥しやすい場所には向いていません。半日陰の場所でも育つには育ちますが、花つきがやや悪くなります。あまりに日当たりが良くないと枝がまばらにつき徒長して姿が悪くなります。
自然な雰囲気の花なので、和風や洋風、自然風の庭いずれにも合います。
根じめや列植、花壇のポイントなどに向いています。基本的には地植えで育てることが多いですが、鉢植えでも育てられます。
花つきを良くするためになるべく刈り込みをしたくないので、窮屈な場所や整形花壇には植栽しない方が良いでしょう。
斜面に自然樹形で植栽した例。優しい雰囲気で枝を伸ばす姿は美しいです。
基本的には普通種が出回っています。
つぼみと葉のアップ。
花穂のアップ。白い小花がたくさんつきます。
先端につぼみを残しているときと、完全に花が開いた時で印象が少し異なります。
オススメ度:★★★★★
育てやすい低木で病害虫の被害も少なめ。初夏に咲く花はもちろん、落葉樹なので新緑や紅葉も楽しめます。都市部の狭い庭でも扱いやすく、個人的にお勧めの花木です。