葉色:
学名:Dendropanax trifidus
科名:ウコギ科
分類:常緑小高木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈1.5〜2.0m(5〜10m)、横幅0.5〜1.5m、葉7〜12cm(互生)
主な見所:葉(周年)、紅葉(冬)
3〜5ヶ所に切れ込みの入った、やや大きめな葉を蓑に見立てています。成木になると葉の切れこみが目立たなくなります。自然では5m以上になる樹ですが、家庭の庭では1〜2m程度に仕立てるのが普通です。棒状枝を株立ち状にして小さく仕立てることで狭い場所にも使えます。秋に紅葉しますが暖地ではあまり綺麗になりません。
とても丈夫で日陰にも強いため条件のやや悪い場所や、塀に近い位置の目隠しによく用いられます。
暗い日陰や、湿った土壌など条件の悪い場所でも育つ強健な樹木です。半日陰から日陰の、肥沃でやや湿った土の場所が適地ですが、それなりの条件を与えてあげれば育ちます。一方で、強く乾燥したり、カンカン照りの場所には向きません。
和風の印象が強いですが、見た目の印象が軽やかなので洋風や自然風の庭にも合わせられます。
他の植物が植えにくい家の北側や中庭、塀のすぐそばなど条件の悪い場所の植栽に適しています。株立ち状に仕立てたものは横にあまり広がらず伸びるので、狭い場所でも使いやすいです。
これといった品種はないようです。
葉の様子。様々な切れ込みのパターンがあることがわかります。
また、幼木は切れ込みが一段と深くなります。
高木状態になると、切れ込みのある葉が少なくなります。
カクレミノの幹。灰白色〜灰色で、滑らかな印象。
なお、若い幹は緑色をしています。
オススメ度:★★★★
条件の悪い場所でも育ち、株立ち状のものは狭い所にも使いやすいです。
雰囲気が似ているヤツデより葉が小さく樹形も優しげでお勧め。