学名:Cupressus macrocarpa
品種名:Gold Crest
科名属名:ヒノキ科、イトスギ属
大きさ:背丈1.2〜4m(20m)、樹形:円錐形〜広円錐形(ウィルマは狭円錐形)
ポピュラーなコニファーで、洋風の庭の生垣や主木、寄せ植えのセンタープランツによく用いられています。美しく繊細な薄緑色〜黄緑色の葉で、自然と樹形は整います。葉に触るとサンショウの香りがします。成長が早いうえ、環境が悪いと枝枯れしやすく、美しく維持するのは手間がかかります。また、根が浅く倒伏したり、枝が斜めになりやすいです。寄せ植えの場合は2〜3年程度の間のみ楽しむことを考えれば問題は少ないでしょう。ただ、その後のことを考えると、しっかり管理できる人向けのコニファーです。
クリスマスシーズンを中心に「ウィルマ」という、葉が繊細で若木でも樹形が整う品種が出回っており、こちらは鉢植えに用いられています。
育てるだけならそれほど難しくありませんが、美しく維持しようとすると手間のかかる木です。日当たりがよく、肥沃で乾燥しない場所が適地です。半日陰でも育ちますが、下枝が枯れやすくなります。風当たりに弱く倒伏しやすい一方で、風通しが悪いと枝枯れしやすいです。
葉が繊細なウィルマはさらに蒸れやすいので、軒下など雨の当たらない場所に置き、水やりは葉にかけず、直接土に与えます。
日当たりと水はけがよい条件的に優れた場所に植えても、樹高が高くなると日が当たらなくなる北側はご覧のとおり下葉が枯れてしまいます。
アンデルセン公園で見かけた、花壇に植えられた寄せ植えの植栽例。
手間はかかりますが、しっかりと剪定管理することで地植えでも小さいまま維持が可能です。
オススメ度:★
美しい葉色ですが、様々な理由で地植えの長期維持は困難。特に、風当たりが強い場所や、風通しの悪い場所では他のコニファーを選択したほうがよいでしょう。
個人的には単独で鉢植えにして、美しい葉色を楽しむのが良いと思います。