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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

フッキソウ

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フッキソウのデータ

葉色:
学名:Pachysandra terminalis
別名:キチジソウ
科名:ツゲ科
分類:常緑小低木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈10〜25cm、横幅30以上cm(ほふく性)、葉3〜8cm前後
主な見所:葉(周年)

フッキソウの特徴

常緑の肉厚な葉が美しいので半日陰〜日陰の和風グランドカバーとしてよく用いられています。葉の先端に入る緩い切れこみが特徴で、緑葉のほか斑入り品種もあります。株は太めの茎が横に広がり、そこから枝を立ち上げます。背丈は低いですがヤブコウジに比べるとこんもりした印象になります。春に咲く白〜黄緑花はあまり観賞価値はありません

  • 難易度: とても丈夫です
  • 日照量: 半日陰が適地ですが、日陰でも育ちます
  • 水分量: 乾燥には少し弱いところがあります
  • 耐寒性: 寒さには強いです
  • 成長速度:やや遅い 成長は遅めです
  • 移植:3〜4月・秋 移植は容易です

フッキソウの育て方

肥沃な半日陰の場所なら特別な管理をしなくても育ちます。かなり暗い場所でも育ちますが、一日中日の当たるような場所には向きません。ジメジメした環境に強く乾燥には弱いです。土は水はけ・水もちのよいものを好みます。成長はやや遅めで、広がりすぎて困るようなことは少ないです

  • 管理:成長はあまり早くなく、剪定の必要もないので管理の手間は少なくてすみます
  • 剪定いつでも
    刈り込み剪定はしません。広がりすぎたらその部分の枝を切り取ります
  • 肥料:土が肥沃なら無理に与えなくてもよいです。やせ地の場合は緩効性肥料を少量与えます
  • 病害虫:ほとんど発生しません

フッキソウのアレンジ

日陰のグランドカバーに向いています。その他の用途で使うことはあまりありません。和の雰囲気の強い植物ですが洋風にも合わせられます。新芽はやや明るめの緑なので緑葉でも重い印象にはなりにくいです。緑葉種は大きくなるとボリュームが出てくるので広め場所や中木の根じめにも適しています。斑入り葉の多くは葉が小型で、成長も遅めなので狭い場所を埋めるのに向いています

フッキソウの主な品種

斑入り葉の品種が出回ります。斑入り品種は緑葉に比べ葉が小さめのものが多いです

その他の写真


フッキソウの花。あまり観賞価値はありません

フッキソウの個人的な印象

オススメ度:★★★
丈夫な日陰のグランドカバーになります。病害虫にも強く自然に姿がまとまるので管理しやすいのが嬉しいです

コメント

  • 普通のグランドカバーとして植栽するなら、性質の弱めな斑入り品種ではなく緑葉種を選択したほうが良いと思います

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