花色:、実:→
学名:Rubus fruticosus、ほか
科名:バラ科
分類:落葉低木
原産地:北アメリカ、ヨーロッパ
大きさ:背丈1.0〜1.5m(2m)、横幅0.5〜1m(1.5m)、葉4〜7cm前後(互生)
主な見所:花(5〜6月)、実(7〜8月)
つる性の丈夫な果樹。木立性になるラズベリーやブルーベリーと異なりネットなどにつるを誘引する手間はかかりますが、育てやすく無農薬栽培も可能で家庭園芸に向いています。狭義にはセイヨウヤブイチゴをブラックベリーと呼びますが、園芸では似ている種や交配種もひっくるめてブラックベリーと呼ばれることが多いです。花は一重の白花。実は黄緑色から赤色になり、その後に黒く熟します。葉は三出複葉で鋸歯が目立ちます。株はつる状に伸び、枝にはまばらに鋭いトゲがあります。トゲのない品種も出回ります
とても丈夫な果樹で、日当たりと水はけのよい場所に植えれば簡単に実を楽しめます。暑さに弱いラズベリーとは異なり、暑さにも乾燥にも強い性質で暖地向きです。寒さにやや弱いとされますが関東平野部程度の寒さなら問題なく冬を越します
洋風や自然風の庭に向きます。つるがよく伸びるため、単独で地植えや鉢植えにするのが一般的です。花壇のポイントにしてもよいですが誘引の手間はかかります。寄せ植えにはあまり用いられません
トゲのない品種や大実品種などが出回ります。交雑種も出回り、つる性ではなく木立状になる品種や、実が黒くならず赤いまま熟す品種などがあります。このように交雑種の中には種の特徴が薄れているものもあるので確認しましょう。
花のアップ。比較的大きめの一重花
オススメ度:★★★★
誘引以外は手間もかからず実を楽しめる、家庭園芸向きの果樹。暑さや乾燥に強く、暖地で育てやすいのも嬉しい