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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

エゴノキ


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エゴノキのデータ

花色:白
学名:Styrax japonicus
科名:エゴノキ科
分類:落葉高木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈2.5〜4m(10m)、横幅2.0〜3.5m(6m)、葉4〜9cm前後(互生)
主な見所:花(5月)、樹形(周年)

エゴノキの特徴

日本の山野に自生のある落葉高木。花は初夏にやや小さめの白い花をたくさんつけて美しい。葉は小型で楕円というより菱形に近いです。株は斜上に不規則に枝を伸ばしますが、全体で見ればいわゆる雑木風の樹形になり、自然風の植栽をする際には高い人気があります。大きくなり横にも広がりやすいので狭い場所には株立ち状に仕立てたものを使います。秋に実る実の皮が有毒で、食べると「えぐい」ことからエゴノキと名がつきました

  • 難易度: 適地に植えれば丈夫です
  • 日照量: 日当たりを好みます。半日陰でも育ちますが花つきに差が出ます
  • 水分量: 夏の強い乾燥は苦手です
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです
  • 成長速度:早い 盛んに枝を伸ばします
  • 移植:落葉期 移植はやや容易です

エゴノキの育て方

半日陰でも十分育ちますが、日当たりの良い場所の方が花つきがよいです。水はけのよい、腐食質の多い適湿な土壌の場所が適地。夏の強い乾燥は苦手なので、乾燥しやすい土壌なら植え付け時に腐葉土などを多めにすき込みます。日本に自生もあるとおり、適地に植えれば大きな問題もなく育ちます

  • 管理:普段は放任で構いません。軽い樹形を維持するため落葉期に毎年剪定します
  • 剪定落葉期
    基本的に自然樹形を楽しみますが、放任では枝が込み合うので適切に枝を間引きます。立ち枝やふところ枝など樹形を乱す枝も元から切り取ります。刈り込み剪定はしませんが、枝が伸びすぎたら途中で切るのではなく、枝分かれしてる部分から切るようにします。自然な雰囲気を残して整然としないよう気をつけます
  • 肥料:生育が悪いなら、落葉期に遅効性肥料を与えます。また、花後にお礼肥をあたえても良いでしょう。生育が良いならいずれも無理に与えなくてもかまいません
  • 病害虫:アブラムシ程度です。雑木の中ではかなり病害虫に強いのも人気の理由でしょう。植え付け当初はイモムシに注意。テッポウムシの被害も一応注意のこと

エゴノキのアレンジ

和風、洋風問わず自然風の植栽にかかせない雑木。美しい花と樹形、丈夫な性質はありがたいです。主木やシンボルツリー、雑木の寄せ植えが主ですが、広い敷地なら列植されることもあります。成長が早く横に広がりやすいので、できれば広い場所に植えてあげたいところ。ただ、株立ち状に仕立てたものはやや狭い場所でも使えます。鉢植えは無理ではありませんが正直向いていません

エゴノキの主な品種

花色違いの品種が出まわる程度です


ピンクチャイム
ピンクの花をつける園芸品種

その他の写真


花のアップ


晩秋には黄葉します

エゴノキの個人的な印象

オススメ度:★★★★
おすすめの雑木。美しいうえ、栽培上の大きな欠点も見当たりません。ただ、成長が早いので管理できない場合は厳しいかもしれません

コメント

  • 間引き剪定に慣れるのに最適です。自然風に仕立ててみましょう
  • 株立ちの場合、枝をある程度間引いて葉を少なくしないと、枝が太くなってしまいます。軽やかな樹形を維持したい場合は、毎年しっかり間引き剪定しましょう

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