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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ドラセナ

ドラセナドラセナ
サンデリアーナ

ドラセナ マルギナータドラセナ スルクロサ
マルギナータ(コンシンネ)と、スルクロサ

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ドラセナのデータ

葉色:緑
学名:Dracaena
科名:リュウゼツラン科
分類:常緑低木
原産地:熱帯アジア、熱帯アフリカ
大きさ:背丈30〜200cm(5m)、横幅20〜80cm
主な見所:葉(周年)

ドラセナの特徴

種類によって姿や栽培難度が異なりますが、端正な姿で観葉植物として高い人気をほこります。ほどんどの種類に斑が入り、葉色も黄緑から赤紫まで様々です。
大きくは葉が線状で葉幅が広いものと狭いもの、広葉のものに分けられます。葉幅の広い品種の代表はフレグランス、サンデリアーナ、レフレクサ、デレメンシスなど。サンデリアーナ以外は大きくなります。細葉の代表品種はマルギナータ(コンシンネ)など。広葉の代表品種はブッシュ状になるスルクロサなど。
コルディリネと姿かたちがよく似ているため、店頭では混同して売られることもあります。

  • 難易度: 丈夫ですが、環境によっては弱ることも。
  • 日照量: 日向〜半日陰で育ちます。暗すぎる場所はよくありません。
  • 水分量: 乾燥には少し弱いところがあります。
  • 耐寒性: 室内で冬越しします。
    サンデリアーナとデレメンシス、コンシンナはやや寒さに強い方で5℃以上。
    フレグランスやレフレクサ、スルクロサはやや寒さに弱く10℃以上ほしいところです。

ドラセナの育て方

日当たりのよい場所から半日陰で育てます。日差しに強く屋外でも葉焼けせず育ちます。肥沃でやや湿り気味の土を好み、強い乾燥は苦手です。半日陰〜日陰で育てていたものを急に強い日差しの当たる場所に出すと葉焼けします。屋外に出すときは注意しましょう。

  • 管理:成長が早いので、伸びすぎたら挿し木や取り木、切り戻しで仕立て直します。
    株立ち状の株の切り戻しは長短バランスよく枝を切りましょう。
  • 肥料:春から秋に緩効性肥料を与えます。
  • 冬越し:鉢は少し乾かしぎみにします。種類によって耐寒性に幅があるので確認します。
  • 病害虫:カイガラムシやハムシがまれに出る程度。病害虫に強いこともドラセナが好まれる理由のひとつです。

ドラセナのアレンジ

単独でも見栄えがするので、鉢でそのまま飾られることが多いです。一方、単幹が伸びるすっきりした姿なので観葉植物の寄せ植えにもよく使われています。観葉植物同士なら大概のものとは合わせられます。ブッシュ状に育つスルクロサは夏限定で花壇にも使えます。

ドラセナの主な品種

様々な種類と、各種とも様々な品種があります。
フレグランスD. fragrans
マッサンゲナ」:幸福の木の別名でも知られています。黄色の縦斑が入ります。
サンデリアーナD. sanderiana
ゴールデン・サンデリアーナ」:黄色の覆輪の斑入り種。葉も黄緑です。
レフレクサD. reflexa
デレメンシスD. deremensis
マルギナータ(コンシンネ)D. marginata/concinna
スルクロサD. surculosa

ソング・オブ・インディアソング・オブ・インディア
ソング・オブ・インディア
レフレクサの改良品種。黄色の覆輪の斑入り種。観葉植物のドラセナの代表ともいえる有名品種。
育てやすいですがサンデリアーナやマルギナータに比べるとやや寒さに弱い。

トリコロール・レインボートリコロール・レインボー
トリコロール・レインボー
マルギナータ(コンシンネ)の改良品種。単にレインボーとも呼ばれます。赤い覆輪 が入る細葉種。
育てやすく美しいので人気がある品種です。

フロリダビューティー
フロリダビューティー
スルクロサの改良品種。白の散り斑が入ります。
広葉とブッシュ状に育つ株の姿から、他のドラセナとは雰囲気がかなり異なります。

ドラセナの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
サンデリアーナやマルギナータは美しさと育てやすさを兼ね備えた種でお勧め。
耐寒性の低い種類は、これら2種よりもややお勧め度は低めです。

コメント

  • 日当たりの悪い場所に長期間置くと斑が薄くなり観賞価値が下がります。

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