サンデリアーナ
マルギナータ(コンシンネ)と、スルクロサ
葉色:
学名:Dracaena
科名:リュウゼツラン科
分類:常緑低木
原産地:熱帯アジア、熱帯アフリカ
大きさ:背丈30〜200cm(5m)、横幅20〜80cm
主な見所:葉(周年)
種類によって姿や栽培難度が異なりますが、端正な姿で観葉植物として高い人気をほこります。ほどんどの種類に斑が入り、葉色も黄緑から赤紫まで様々です。
大きくは葉が線状で葉幅が広いものと狭いもの、広葉のものに分けられます。葉幅の広い品種の代表はフレグランス、サンデリアーナ、レフレクサ、デレメンシスなど。サンデリアーナ以外は大きくなります。細葉の代表品種はマルギナータ(コンシンネ)など。広葉の代表品種はブッシュ状になるスルクロサなど。
コルディリネと姿かたちがよく似ているため、店頭では混同して売られることもあります。
日当たりのよい場所から半日陰で育てます。日差しに強く屋外でも葉焼けせず育ちます。肥沃でやや湿り気味の土を好み、強い乾燥は苦手です。半日陰〜日陰で育てていたものを急に強い日差しの当たる場所に出すと葉焼けします。屋外に出すときは注意しましょう。
単独でも見栄えがするので、鉢でそのまま飾られることが多いです。一方、単幹が伸びるすっきりした姿なので観葉植物の寄せ植えにもよく使われています。観葉植物同士なら大概のものとは合わせられます。ブッシュ状に育つスルクロサは夏限定で花壇にも使えます。
様々な種類と、各種とも様々な品種があります。
○フレグランス(D. fragrans)
「マッサンゲナ」:幸福の木の別名でも知られています。黄色の縦斑が入ります。
○サンデリアーナ(D. sanderiana)
「ゴールデン・サンデリアーナ」:黄色の覆輪の斑入り種。葉も黄緑です。
○レフレクサ(D. reflexa)
○デレメンシス(D. deremensis)
○マルギナータ(コンシンネ)(D. marginata/concinna)
○スルクロサ(D. surculosa)
「ソング・オブ・インディア」
レフレクサの改良品種。黄色の覆輪の斑入り種。ドラセナの代表ともいえる有名品種。
育てやすいですが、サンデリアーナやマルギナータに比べるとやや寒さに弱い。
「レモンライム」
デレメンシスの改良品種。ライムイエローの葉に縞斑が入る品種。
「トリコロール・レインボー」
マルギナータ(コンシンネ)の改良品種。単にレインボーとも呼ばれます。赤い覆輪が入る細葉種。
育てやすく美しいので人気がある品種です。
「フロリダビューティー」
スルクロサの改良品種。白の散り斑が入ります。
広葉とブッシュ状に育つ株の姿から、他のドラセナとは雰囲気がかなり異なります。
オススメ度:★★★★★
まとまりやすい姿と、丈夫で病害虫にも強い性質で人気が高いのも納得。
サンデリアーナやマルギナータは美しさと育てやすさを兼ね備えた種でお勧めで、耐寒性の低い種類は、これら2種よりもややお勧め度は低めです。