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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

シェフレラ

シェフレラシェフレラの斑入り

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シェフレラのデータ

葉色:緑斑入り
学名:Schefflera
科名:ウコギ科
分類:常緑低木
原産地:東アジア南部
大きさ:背丈100〜200cm(7m)、横幅60〜120cm
主な見所:葉(周年)

シェフレラの特徴

通常、観葉植物のシェフレラはアルボリコラの園芸種の「ホンコン」を指すことが多いです。
手のひらのような複葉が特徴です。観葉植物としてはやや地味な見た目ながら、丈夫で寒さに強い性質をもっており人気があります。葉は濃緑色で、黄色の斑入りもよく見かけます。枝は直立してまっすぐ伸びます。成長が早く根がよく伸び、鉢植えの場合は根詰まりしやすいです。
熱帯から亜熱帯原産ですが寒さに強く、南関東以西の沿岸部の温暖地なら地植えする事も可能です。

  • 難易度: とても丈夫です。
  • 日照量: 日当たりを好みますが、明るい日陰でも育てられます。
  • 水分量: 適湿を好みますが、乾湿広い幅で耐えます。
  • 耐寒性: 霜に当てなければ、暖地なら屋外で冬を越します。

シェフレラの育て方

本来、日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも十分育ちます。適湿を好みますが、乾燥にも湿潤にも比較的強いようです。根が詰まると生育が悪化するので、鉢の下から根が飛び出すようになったら植え替えます。

  • 管理:伸びすぎたら初夏から夏の間に切り戻します。剪定には強い方です。
    大きくする場合は倒れないように支柱を立てます。
  • 肥料:初夏に緩効性肥料を与えます。少なめで構いません。
  • 冬越し:やや乾燥気味に管理します。
  • 病害虫:カイガラムシやアブラムシが発生することがありますが、基本的に強いです。ただ、これらの被害がひどいとすす病を併発します。

シェフレラのアレンジ

個性的な姿なので単独で楽しむか観葉植物同士で寄せ鉢にします。やや大きくなるため広めの場所や鉢を確保してあげましょう。

鉢植えのシェフレラ
鉢植えで単独で育てるのが普通。根張りが強すぎて寄せ植えは難しいです。

シェフレラの主な品種

アルボリコラ(S. arboricola)の園芸品種の「ホンコン」や、その斑入り葉や変わり葉の品種が出回っています。アルボリコラ以外のシェフレラが出回ることはほとんどありません。

フイリホンコン
フイリホンコン
黄色の斑入り葉の品種。性質はホンコンと同様です

コンパクタ
コンパクタ
アルボリコラの矮性品種。葉も全体的に小さいです。

レナータ」:葉の先が3つに割れます。

白の斑入り品種
白の斑入り品種。

その他の写真

シェフレラの新芽
新芽はやや明るめの緑。

大きくなったシェフレラ
植物園で見かけた、背丈を大きく超える立派なシェフレラ。

シェフレラの生垣
沖縄で見かけたシェフレラの生垣。
見かける限り、遮蔽性もあり見栄えは良好です。ただ、大きくなるうえ、根張りも強いので管理の上ではやや大変なのではないかと推測します。

シェフレラの個人的な印象

オススメ度:★★★
丈夫で寒さにも強く、暖地なら地植えもできる観葉植物。
個性的な姿をどう生かすかで個々の評価も決まってくるでしょう。

コメント

  • 徒長することを許せば、明るい日陰でも育ちます。

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