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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

カラジウム

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カラジウムのデータ

葉色:赤赤紫白斑入り
学名:Caladium
別名:カラジューム、ヒメカラジウム
科名:サトイモ科
分類:春植え球根扱い
原産地:南アメリカ
大きさ:背丈10〜50cm、横幅15〜50cm
主な見所:葉(初夏〜秋)

カラジウムの特徴

塊茎から長い葉柄を出し幅が広い色鮮やかな葉をつけます。葉がサトイモ状のビコロル系と、葉が三角形のションバーキー系に大きく分かれますが、現在は両者が交雑されて区別は曖昧です。小型種で、寄せ植えや寄せ鉢用に使われる、ヒメカラジウムと呼ばれるフンボルティー系の品種も人気があります。地植えにも使いやすい観葉植物で、近年は地植えや寄せ植え用にビニールポット苗で販売されていることもあります

  • 難易度: 丈夫です
  • 日照量: あまり暗いとよくありません
  • 水分量: 湿気の多い環境を好みます
  • 耐寒性: 10℃以上は必要です。冬は葉がないぶん管理は楽

カラジウムの育て方

短時間日が当たる、乾燥しない場所が適地です。真夏はある程度遮光しないと葉焼けをおこして見苦しくなってしまいます。一方で室内の暗い場所では徒長してしまいます。晩秋のころ自然に葉が枯れたら、水を切って暖かい場所で保管すると来年も芽を出します。花壇植えの場合は塊茎を掘り上げて冬越しします。冬越しした塊茎は十分暖かくなった5月以降にいったんバーミキュライトなどに植えて芽出しさせた後(1か月程度)、花壇や鉢に定植します

  • 管理:放任でかまいませんが枯れた葉は随時元から切り取ります。高性種は強風で茎が倒れやすいので注意
  • 肥料:たまに与える元肥のみで十分ですが、生育が悪い場合は液肥を与えます
  • 冬越し:土を乾かして枯れた葉を切り取り、塊茎を堀あげた後、ビニール袋にパーミュキュライトとともに入れて気温の変化が少ない10℃程度の場所で保管します。あるいは乾かした後、堀り上げずに鉢ごと暖かい場所で保護します
  • 病害虫:ハダニやコナジラミが発生することがありますが、少なめです

カラジウムのアレンジ

鉢植えで単植しても美しいですが、地植えや寄せ植えの素材としても使えます。フルボルティー系などの矮性種は小鉢に単植するほか、似た性質の植物との寄せ植えにも使えます。インパチェンスのような熱帯の雰囲気をもつ花との相性はとてもよいです

カラジウムの主な品種

下記の三種が出回りますがビコロル系とションバーキー系は交雑種もあります。
ビコロル系C. bicolor):葉がサトイモ型です。
ションバーキー系:葉が三角形に近く、葉先が尖ります。
フンボルティー系C. humboldtii):10〜15cmの小型種です


ヒメカラジウム
フンボルティー系の小型種を総称してこう呼んでいます


スノードリフト
PW作出のガーデンカラジウムシリーズの一つ。白い葉に深緑の葉脈が入ります。半日陰向き

カラジウムの個人的な印象

オススメ度:★★★★
高温多湿を好み、多少の日差しにも耐えてくれますから夏花壇にも使いやすいです

コメント

  • 地植えにお勧めの観葉植物の一つ。日当たりのよい場所で育てると、日陰の室内鉢植え栽培とは違った雰囲気の株を楽しめます
  • 葉焼けしがちな白斑が多い品種は半日陰〜明るい日陰で育てた方が無難です

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