葉色:→
学名:Parthenocissus
科名:ブドウ科
分類:常緑つる性低木
原産地:園芸品種
大きさ:背丈10〜20cm、横幅30〜40cm以上(つる性)
主な見所:葉(周年)
欧州で改良された交雑種で、ツタやヘンリーヅタと同属の観葉植物。詳しい出自等は不明なものの美しい葉と手ごろな大きさ、丈夫な性質で人気があります。また観葉植物にしては寒さにかなり耐えることも大きい利点です。
葉は手のひら状に切れ込みが入り、トゲ状の鋸歯がよく目立ちます。新芽の色はライトグリーンで、徐々に濃い緑に変わります。株はつる状に伸びますが、他のつる性観葉植物に比べると生長は比較的遅めです。
とても丈夫で、日なたから半日陰の、あまり乾燥しない場所に植えれば元気に育ちます。
ずっと外において慣らしてあれば問題ないですが、暗い場所に置いていたものは急に強い日差しにさらさないようにしましょう。また、できれば真夏は半日陰に移動してやると美しい葉を保てます。
チッソ肥料過多や、あまりに暗い場所に置くと徒長して美しい姿になりません。
吊鉢やハンキングなどに植えて下垂させるように植えるか、小鉢に単独で植えてかわいらしい葉を楽しんでもよいでしょう。インテリアグリーンとして誰にでもお勧めできます。
寒さに強いので、南関東以西の温暖地なら霜が当たらないように気をつければ屋外でも使えます。
ハンギングバスケット仕立て。
株が大きくなっても、葉のサイズが極端に大きくならないのは良い点です。
霜の降りない温室でグランドカバーとして用いた植栽例。
寒さに比較的強いとはいえ、東京近辺では屋外でこの仕立て方は難しいです。
パーセノシッサスの仲間には「シュガーパイン」以外にもいくつか改良品種がありますが、店頭で出回るものはそれほど多くありません。
「シュガーバイン」
冒頭写真参照。出自不明な交雑品種。葉は小型で濃緑色。
店頭で出回る品種はほとんどが本種です。
つる部分のアップ。
オススメ度:★★★★
地味なように見えて、よく見るとかわいい姿をしています。
観葉植物にしては寒さに強く、丈夫な性質もうれしいです。