

葉色:

          学名:Asparagus
          科名:キジカクシ科
          分類:多年草(常緑)
          原産地:アフリカ、ヨーロッパ、西アジア
          大きさ:背丈15〜30cm、横幅20〜300cm(以上)※ほふく〜つる性
          主な見所:葉(周年)
食用とされるアスパラガスと同属で様々な種類がありますが、園芸では南アフリカ原産のセタケウスの改良品種のナナスや、デンシフロルスの改良品種のスプレンゲリがよく利用されています。
          いずれも枝が変化した仮葉の密生した繊細な姿をしています。株は小さいうちはロゼット状の姿ですが、大きくなるとほふく状やつる状になります。根が多肉質なので乾燥に比較的強いです。
          仮葉の形がはっきりしているアスパラゴイデス(スマイラックス)もたまに見かけます。
 とても丈夫です。
 とても丈夫です。
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〜 日当たりのよい場所から半日陰を好みます。
 日当たりのよい場所から半日陰を好みます。
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 乾燥には強い植物です。
 乾燥には強い植物です。
            
 0℃程度で冬越しします。霜の降りにくい温暖地や暖地では屋外で冬を越せることもあります。
 0℃程度で冬越しします。霜の降りにくい温暖地や暖地では屋外で冬を越せることもあります。とても丈夫な観葉植物です。日当たりのよい場所から半日陰に置きます。半日程度日が当たるようにすれば株が締まってよく育ちます。暗い場所だと徒長しやすいです。真夏は強光線を避け半日陰に移動します。土は適湿を好みますが、根が多肉質なので乾燥にも強いです。
単独で楽しむほか、観葉植物の寄せ鉢に合います。大型の観葉植物の添え物に使うと、葉の大小を強調できます。雰囲気の似ているシダ植物ともよく合います。
          テラリウムにも使えますが、水滴がつくと葉が垂れ下がってしまいます。

          レンガでかさ上げした花壇から、垂れ下がるようにスプリンゲリを植栽した例。
          冬越しが可能な地域ではリーフプランツのような植え方も可能です。

          沖縄で見かけた、スプリンゲリをグランドカバーに用いた植栽例。
          温暖化がさらに進めば、南関東以西の温暖地でもこのような植え方が可能になるかもしれません。
いくつかの種類や品種が出回っており、形が大きく異なるものもあります。
○セタケウス(A. setaceus)系


          「ナナス」
          セタケウスの改良品種。繊細な姿ですが性質は丈夫。大きさはコンパクトにまとまります。新芽は明るい葉色ですが、古葉になると青緑といえるような色に変化します。

          ○デンシフロルス(A. densiflorus)
          茎がつる状に伸びる種。
          園芸的には普通種はあまり出回らず、下記の改良品種「スプレンゲリ」をよく見かけます。


          「スプレンゲリ」
          デンシフロルスの改良品種。つるがよく伸び1m程度になります。斑入り品種もあります。
          葉が垂れ下がるので、背の高い鉢や吊り鉢等でアレンジするのが主流です。


          ○アスパラゴイデス(A. asparagoides 別名:スマイラックス)
          仮葉がはっきりした葉のような形なので、他種とは雰囲気が異なります。
          茎がつる状に伸び、放任すると2〜3m近くなります。

          スプレンゲリの実。
オススメ度:★★★★
          シダ植物のような繊細な姿が魅力。性質もすこぶる丈夫です。