葉色:、実:
学名:Ardisia japoica
科名:ヤブコウジ科
分類:常緑小低木
原産地:東アジア
大きさ:背丈10〜20cm、横幅15〜20cm(ほふく性あり)、葉の大きさ5〜10cm前後
主な見所:葉(周年)、実(11〜1月)
和風庭園の下草としてよく用いられる、林床の暗い場所に自生する背の低い常緑低木です。成長しても高さは20cm程度にしかなりません。背が低いかわりに地下茎で横に広がりますが、成長はそれほど早くありません。
小さな株にしては大きめの葉はややツヤのある濃緑色で、斑入り品種もあります。夏に咲く白い花は目立ちません。晩秋に赤い実をつけますが、葉の下の方につけるためこちらもあまり目立ちません。性質はとても強健で、条件の悪い場所でも育ちます。
半日陰から日陰で、水はけのよく乾燥しない場所が適地です。腐植質に富んだ肥沃な場所に植えると丈夫に育ちます。やせ地の場合は植えつけ前に土づくりをしておきましょう。
和風の庭で、半日陰のグランドカバーに用いられます。下枝がなくなった低木の根じめにも良いです。成長がかなり遅いのでその点は考慮します。斑入り葉なら洋風の庭でも使えると思いますが、あえて植栽することもないかと思います。
様々な斑入り種があります。希少な種類は鉢植えで育てられます。
ヤブコウジの緑葉種。
ツヤがあり、林床で自生するタイプの葉としては明るい印象となります。
実のアップ。葉縁の鋸歯も目立ちます。
雰囲気良く群生するヤブコウジ。
条件さえ良ければ、ほぼノーメンテナンスで済むのはありがたいです。
オススメ度:★★★
実つきはそれほどよくありませんが、一面に茂らせれば見ごたえがあります。
剪定などの手間がかからないのも良い点です。