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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ユリオプスデージー

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ユリオプスデージーのデータ

花色:黄色
学名:Euryops pectinatus
科名:キク科
分類:多年草(常緑)※常緑低木とされることもある
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈50〜150cm、横幅40〜120cm
主な見所:花(10〜4月)※条件がよければ真夏以外も開花します

ユリオプスデージーの特徴

いくつか種類がありますが、普通は冒頭写真のペクティナツスがユリオプスデージーと呼ばれています。薄い銀色がのる切れこみの入った葉をもち、黄色の花を長期間咲かせます。株は大きくなると茎が木質化してさらに大きくなります。
とても丈夫で、薄い銀葉と長期間咲く花も美しく、一般の庭や公園など多くの場所で見られます。寒さに弱いといわれていますが、南関東以西の暖地では特に保護しなくても冬越しします。同じユリオプスの仲間でパージネウスの改良品種「ゴールデンクラッカー」も出回りますが、育て方や性質は異なるので注意が必要です

  • 難易度: とても丈夫な花です
  • 日照量: 日当たりのよい場所で育てます
  • 水分量: 適湿を好みます
  • 耐寒性: 強い霜に当てなければ南関東以西で冬越しします

ユリオプスデージーの育て方

日当たりと水はけのよい場所に植えれば、あとは手間がかかりません。ジメジメした環境は苦手で、乾かし気味に育てると株が締まって花つきもよくなります。地植えなら水は自然に任せますが、生育が良いため鉢植えの場合は水切れさせると萎れやすいです。株が徒長しやすいので姿が悪くなったら切り戻したり挿し木をして更新します。適期は春と秋です。寒さの厳しい地方では霜よけ等の保護が必要です

  • 管理:大きくなってきたら下葉が落ちる前に切り戻します。
    できれば夏は涼しい場所に移動した方が良いですが、無理にしなくても夏越しは可能です
  • 肥料:生育期に緩効性肥料を与え、開花期に液肥を併用します
  • 病害虫:病害虫には強い花ですが、たまにアブラムシが発生するので駆除します

ユリオプスデージーのアレンジ

洋風の庭に合います。小さくして寄せ植えに使うことも、大きくして地植えに用いることもできます。花色が黄色のみなので制限はありますが、丈夫でよく咲くので応用範囲の広い花です。シルバーリーフとして扱うにはやや葉の緑色が強めな印象なので、花をメインにアレンジしましょう

ユリオプスデージーの主な品種

ユリオプスデージーには八重咲き種があります。その他にも、いくつか種類とその改良品種が出回っています


ゴールデンクラッカーE. virgineus
黄色い小花を咲かせます。花も葉も小さくユリオプスデージーとは印象が異なります。涼しい時期は丈夫ですが、夏の暑さに弱く暖地では一年草扱いされることも多いです


マーガレットコスモスE. chrysanthemoides
ユリオプスデージーによく似た姿ですが、葉が周年緑色で開花期もやや長い。雰囲気は野性味が強いです。育て方はユリオプスデージーとほぼ同じ


ペクティナツスの斑入り品種

その他の写真


植物園で見かけたゴールデンクラッカー。高植えとすることで越年し、立派な株になっています

ユリオプスデージーの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
日当たりと水はけがよければ放任でもよく育ちます。寒さ以外で枯れることも少なく、初心者にもお勧めできる花です

コメント

  • どこでも見かける花ですが、ユリオプスデージーという名前を知らない人も多いのではないでしょうか?
  • 条件が悪いと下葉が枯れるので目安になります
  • 挿し木で増やすこともできます。適期は春で、切り戻した新芽の部分を用います

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