実色:→
学名:Chasmanthium latifolium
別名:宿根コバンソウ
科名:イネ科
分類:多年草(冬落葉)
原産地:北アメリカ
大きさ:背丈40〜100cm、横幅30〜60cm
主な見所:花(7〜8月)、実(9〜12月)
1年草のコバンソウに似ていますが、こちらは多年草で実も平たく雰囲気が異なります。
夏に小判のような花が咲き、そのままの形で緑の実をつけます。冬になると実が茶色に色づきます。鮮緑色の葉は笹のような涼しげな形、株は根元から株立ちになります。大型になりやすい宿根グラス類の中では、扱いやすい大きさのまま維持できます。
とても丈夫で、日当たりと水はけのよい場所に植えれば、あとは放任でも育ちます。乾燥にも多湿にも強く、暑さにも耐えるので特に気を使うことはありません。
野趣があるのでワイルドガーデンに合います。また和風の寄せ植えにも合います。
余計なところに伸びたり、大きくなりすぎないので狭い庭にも安心して使えます。鉢植えで山野草ぽく小さめに育てるのも味があります。
改良品種を見たことはありません。
見事に育った株。縦横無尽に広がるというよりもこんもり育つ印象。
ただ、あまり大きくしすぎると株が込み合って株分けしづらくなるので、家庭園芸ではここまで大きくなる前に成長を抑えたいところです。
オススメ度:★★★★
ほとんど手がかからず丈夫で育てやすいです。
草姿も美しいので、もっと使われてもよいと思います。