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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

チゴザサ

チゴザサチゴザサ

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チゴザサのデータ

葉色:
学名:Pleioblastus fortunei
別名:シマダケ
科名:イネ科
分類:多年草(冬半常緑)
原産地:園芸品種
大きさ:背丈20〜40cm、横幅100cm以上(ほふく性)
主な見所:葉(春〜秋)

チゴザサの特徴

日本に自生するケネザサの斑入り園芸品種。小型の笹で、葉に白や黄色や緑の縦縞が入ってとても涼しげです。草丈もたいして大きくならないので扱いやすいですが、地植えにして放任するとそれなりに葉の長さや背丈が大きくなります。
葉は細長くなり、ササ類特有の硬めな印象。ササ類は盛んに地下茎を出して増えるので管理が大変ですが、本種は成長が遅い方なので比較的管理が容易です。

  • 難易度: 丈夫です。
  • 日照量: 半日陰を好みますが、乾燥させなければ日当たりでも育てられます。
  • 水分量: 強い乾燥は苦手です。
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです。

チゴザサの育て方

日向から半日陰のあまり乾燥しない場所が適地です。やせ地でも育ちますが、乾燥が激しい場合は腐葉土や黒土などをすきこんで土壌を改善します。
根の伸張を抑える衝立を地中に埋めれば管理が楽になります。ただ、成長が遅めなので毎年刈り込めるなら、そこまでする必要はないかもしれません。

  • 管理:春に刈り込むと新芽がバランスよく伸びて綺麗です。適期は3月上旬ごろ。初夏以降の刈込はなるべく控えますが、3月のタイミングを逃したなら6月頃に刈り込みます。
    植え付け1年目のころは刈り込みを控えて、まず十分に根を張らせます。
    余計な所に伸びたものは地下茎を切断しますが、狭い面積なら根元から刈り取る程度でも十分です。
  • 肥料:土が肥沃なら特にいりませんが、与えるなら春と秋に与えます。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

チゴザサのアレンジ

半日陰の和風の庭や、特にテーマのない部分のグランドカバーに適しています。一方で、洋風や自然風の庭に用いるとやや違和感があります。
一度植えたら抜き取るのが大変なので、地植えする場合はよく考えましょう。特に、他の植物と混植する場合は要注意。

グランドカバーとして植栽した例
グランドカバーとして植栽した例。
管理が比較的楽で、雑草の生えにくい良い地被になりますが、増えすぎには注意。

チゴザサの主な品種

特にないようです。

その他の写真

小さめに維持したチゴザサ
少し手間ですが、適度に刈り込むことで葉を小さめに維持することが可能です。
ただ、1年に数度も刈り込んだり、葉が無くなるほどの深めの刈り込みを行うと枯れやすいので、栽培に慣れて加減がわかってからのほうが良いでしょう。

チゴザサの個人的な印象

オススメ度:★★★
ササ類の中では小型で、成長も遅い方なので狭めの庭でも管理しやすいです。
和風の庭以外ではアレンジ的に使いづらいのが少し難点。

コメント

  • 成長が遅いとはいえ笹は笹なので、広がって困る所には植えないようにします。
  • 他の低木や多年草と寄せ植えにした場合は管理に手間がかかりますが、チゴザサだけ植えれば適宜刈り込むだけでよくなります。なので、怖がらずに狭い面積のグランドカバーに使ってみるのもよいと思います。
    毎年春に刈り込むだけで、管理の少ない美しいグランドカバーができます。

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