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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

チオノドグサ

チオノドグサチオノドグサの花

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チオノドグサのデータ

花色:ピンク白
学名:Chionodoxa
科名:キジカクシ科
分類:秋植え球根
原産地:地中海東部沿岸〜西アジア
大きさ:背丈15〜25cm、横幅15〜20cm
主な見所:花(3〜4月)

チオノドグサの特徴

伸びた花茎に2〜3個ほどピンクや青紫、白の可憐な花を咲かせます。花色は株によって真ん中の白い部分の大きさに違いがあります。秋植え球根の中では花もちがよいほうで2週間くらいは咲いています。葉はやや幅広くて少し光沢があります。全体的に小型で開花期以外は目立ちません。

  • 難易度: 丈夫な花ですが、やや暑さに弱い。
  • 日照量: 秋〜春は日向を好みますが、初夏以降は半日陰を好みます。
  • 水分量: 適湿を好みます。
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです。

チオノドグサの育て方

球根の植えつけは10〜11月頃。植えつけ深さは地植えで5〜8cm程度、鉢植えの場合は2cm程度の浅植えとします。
秋から春は日当たりを好みますが、暗くなければ半日陰でも花は咲きます。ジメジメしなければ土質にはあまりこだわりませんので育てるのは楽です。
暑さには弱いですが、その時期は地上部も枯れているので半日陰〜日陰の涼しい場所に置けばあまり問題になりません。露地植えで日当たりが良すぎる場合は遮光します。

  • 管理:枯れた花は摘み取ります。
    鉢植えは休眠期は水を切りますが、球根は掘りあげず土に植えたままにしましょう。
    植え替えはあまりせず3〜4年は植えっぱなしで大丈夫です。
  • 肥料:植えつけ時に緩効性肥料を与え、花後にカリ分の多い肥料を与えて肥培します。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

チオノドグサのアレンジ

洋風や和風の庭にでも合いますが、特に自然風の庭によく合います。
普通は地植えで育てることが多いですが、鉢植えにチオノドグサのみで密植するのもよいです。地植えの場合でも多少、密植気味に植えると見栄えがよいでしょう。
寄せ植えに使えないことはないですが、他の花と合わせると目立たなくなります。

チオノドグサの主な品種

フォーベシー(C.forbesii)やシーヘイ(C.siehei)、ルシリアエ(C.luciliae)の3種が園芸ではポピュラーなのですが、店頭では種類で区別されることは稀です。
改良品種が出回り、その品種名で販売されることが多いです。

ロゼア」:改良品種。ピンクの花を咲かせます。
ブルージャイアント」:改良品種。青紫の花を咲かせます。
アルバ」:ルシリアエの白花種

その他の写真

チオノドグサの全体
一株だと楚々とした姿です

青紫花の品種ピンク花の品種
青紫と、ピンクの花の品種

チオノドグサの個人的な印象

オススメ度:★★★
郡植しないと目立ちませんが、秋植え球根にしては花もちはそこそこで使いやすいです。

コメント

  • まるで和名のような名前の学名です。
  • 育て方は変わらないので栽培上の大きな問題はありませんが、品種名に混乱があるようです。

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