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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

シュウメイギク

シュウメイギクシュウメイギクの花
シュウメイギクの八重咲種シュウメイギクの葉

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シュウメイギクのデータ

花色:ピンク赤紫白
学名:Anemone hupehensis / vitifolia
別名:キブネギク
科名:キンポウゲ科
分類:多年草(冬落葉)
原産地:東アジア
大きさ:背丈40〜130cm、横幅40〜80cm
主な見所:花(9〜11月)

シュウメイギクの特徴

古くから渡来したフペヘンシスをもとにした在来品種と、欧州でさらにビティフォリアなどと交雑改良された品種が出回ります。ギボウシと同様に、逆輸入された改良品種も日本の気候にもよく順応して丈夫に育ちます。
花は長い茎を伸ばして風になびく、可憐な一重や八重の花を咲かせます。花びらに見えるものはガクです。葉は比較的大きめで、表面の手ざわりがカサカサしています。背丈は品種によって違いがあり高性種が多いですが、やや小さめのものもあります。

  • 難易度: とても丈夫です。
  • 日照量: 明るい半日陰を好みます。夏によく日が当たるようなら遮光します。
  • 水分量: 湿り気味の環境を好みます。
  • 耐寒性: 関東以南では問題ありません。

シュウメイギクの育て方

とても丈夫な花です。明るい半日陰を好みます。半日陰でも暗めの場所ではうまく育たず、木漏れ日の差すような環境がベストです。日向でも育ちますが、暑さに弱いところがあるので真夏は遮光するか株元をマルチングします。肥沃で水はけ水もちの良い土を好み、乾燥のしすぎはよくないです。

  • 管理:花が終わったら花茎を元から切りとります。
    花茎が倒れやすいので、周囲に広がってうるさいようなら支柱を立てます。
    花つきが悪くなったり株が込み合っていたら株分けします。適期は春です。
  • 肥料:春と秋に緩効性肥料を与えます。
  • 病害虫:ハダニに注意。うどんこ病が発生することがありますがあまり悩まされません。

シュウメイギクのアレンジ

和風や自然風の庭に向いていますが、洋風の庭にも使えます。整形花壇には向きません。
鉢植えでも育てられますが、地植えしたほうが持ち味を発揮します。楚々とした雰囲気をもっているので、落ち着いた雰囲気の場所に植えるとよいです。
株元から出る葉は大きめなので植栽間隔に注意。生育旺盛で横に広がりやすく、地下茎で盛んに伸びるので狭い場所には向いていません。

シュウメイギクの主な品種

一重や八重咲き、草丈の違いなどでいくつか品種が出回っています。

ダイアナ」:ピンク花。花つきがよいです。
スプレンデス」:ピンク花。中型です。

その他の写真


株元が大きな葉で茂りやすいので、他の花との間隔には留意しましょう。


条件が良ければ花つきも悪くありません。

シュウメイギクの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
丈夫で育てやすく花つきも良好です。花の少ない秋に咲くのもポイント。
寺社などによく見られるように和風植栽に使いやすいです。

コメント

  • 放任すると余計な所に伸びてしまうので地下茎の管理が必要です。場合によっては木枠等で囲いをしたほうがよいでしょう。
  • 品種によって初秋には咲き始める早咲きから、初冬まで咲く遅咲きまであります。

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