花色:
学名:Galanthus
別名:マツユキソウ(待雪草)、ユキノハナ、ユキノシズク
科名:ヒガンバナ科
分類:秋植え球根
原産地:東ヨーロッパ
大きさ:背丈12〜15cm、横幅10〜15cm
主な見所:花(2〜3月)
雪の雫(スノードロップ)の名にピッタリの姿はとても小さく可憐です。まだ寒さの残る2月ごろ、一株に一花の純白の花を下垂して咲かせます。花は閉じているときの方がより雫に見えるのでおもしろいです。青みの強い葉は小さいですがヒガンバナ科らしい特徴をもっています
球根の植えつけは10〜11月の間ぐらいに行います。あまり遅れると花が咲きにくくなります。植えつけ深さは地植えなら5〜8cm程度、鉢植えは少し上にかぶさる程度の浅植えにします。秋から春に日当たりがよく、水はけのよい肥沃な土の場所を好みます。地植えなら初夏〜夏は半日陰〜日陰になる落葉樹の下が生育も配植も適しています。鉢植えの場合も同じような季節のサイクルにすればよく育ちます。適地なら数年は植えたままで構いませんが、条件が悪い場所だといつのまにか枯れてしまうことも多いです
本当に小さな株と花です。花の咲く時期のことを考えても単独で植えたほうがよいでしょう。あるいは他のスプリング・エフェメラルと合わせて植える場所を作ってみるのも面白いと思います。地植えでも鉢植えでもある程度の数をまとめて植えます。あまり整然とさせず自然と生えてきたように植栽するとよいでしょう
スノードロップ(ガランサス)の仲間にはいくつか種類がありますが、日本で一般的に出回っているのはエルウェシー(G. elwesii)です。園芸品種で八重咲き種などがあります
花が閉じているときの方がより雪の雫らしい姿です
オススメ度:★★
小鉢に植えるか、単独でまとめて植えないと存在感がでません。適地なら比較的丈夫に育ちますが、ガーデンでは使いどころの難しい花といえます