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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

シオン

シオンシオン

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シオンのデータ

花色:
学名:Aster tataricus
科名:キク科
分類:多年草(冬落葉)
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈30〜200cm、横幅40〜80cm
主な見所:花(9〜10月)

シオンの特徴

宿根アスターの仲間で、日本に自生のあるとても丈夫な花です。花は青紫〜薄紫で3センチ程度。長く伸ばした茎に花序を作ります。環境によって花色が濃くなったり薄くなったりします。葉には明確なしわが入り、触り心地はカサカサしています。ロゼット部分の葉は大きく30〜40cm以上あります。株は冬〜初夏の間はロゼット型で、花時になると長い花茎を伸ばします。
生育旺盛で株は地下茎で広がります。その丈夫さで有料ガーデンや公園などでもよく見られます。

  • 難易度: とても丈夫です。
  • 日照量: 徒長しないように、なるべくよく日の当たる場所で育てます。
  • 水分量: 適湿を好みますが、乾燥にも耐えます。
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです。

シオンの育て方

とても丈夫な花です。日当たりと水はけの良い場所に植えれば、特別な管理はいりません。乾燥に強く、やや荒れたような場所でもよく咲きます。むしろ増えすぎに注意がいるほどです。

  • 管理:風の強い場所では花茎に支柱をつけましょう。シオンの場合、クジャクアスター等と異なりあまり摘芯を行わないので倒れやすいです。6月ごろに軽く枝先を摘芯すると、多少草丈を抑えられます。
    花が終わったら花茎を切り取ります。地下茎が余計なところまで伸びてきたら随時切ったり抜き取ります。不安なら最初から四方に土中の囲いをしておくのも良いでしょう。
  • 肥料:春先に控えめに緩効性肥料を与えます。よく花が咲くようなら無理に与えなくて構いません。
  • 病害虫:特にこれといった被害はないですが、花にハナムグリなどの昆虫が寄りやすいです。

シオンのアレンジ

素朴で大形の花なので、自然風の広い花壇やボーダーガーデンに合います。横に広がりやすいので地下茎の管理ができる場所に植えましょう。狭い花壇や鉢植えでは持て余すことになります。

シオンの主な品種

これといった品種はありません。

その他の写真

シオンの株元の葉
株元の葉。大きくなります

シオンの花に集まるハナムグリ
シオンの花に集まるハナムグリ。

シオンの個人的な印象

オススメ度:★★★
丈夫で自然な雰囲気の花。乾燥にとても強いです。
株が大きくなるので、狭い庭には使いづらい分マイナスですが良い花だと思います。ただ、広がり過ぎないよう管理が必要です。

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