本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

サイネリア

戻ります

サイネリアのデータ

花色:赤ピンク青紫白
学名:Pericallis x hybrida
別名:シネラリア
科名:キク科
分類:多年草(常緑)、秋まき一年草扱い
原産地:北アフリカ(カナリア諸島)
大きさ:背丈30〜200cm、横幅30〜150cm
主な見所:花(12〜5月)

サイネリアの特徴

英名はシネラリア(Cineraria)ですが、不吉な連想をもつのでサイネリアと呼ばれることが多くなりました。花つきがよくて株もこんもりまとまるので、冬の鉢花としてポピュラーになっています。一重咲きのほかに、蛇の目咲きやグラデーション咲きなど咲き方に変化が多く、花色も豊富なのでアレンジにも大活躍します。葉がやや大きいですが開花最盛期は花に隠れるので気になりません。株は自然にまとまります。美しくて使い勝手も良い花ですが、寒さに弱いので屋外で育てられないのが残念です。また、本来は多年草ですが高温多湿に弱いので一年草扱いされます

  • 難易度: 室内の日当たりの良い場所が必要。春だけ育てるなら楽です
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量: 適湿を好みます
  • 耐寒性: 5℃以上で冬越しします

サイネリアの育て方

水はけの良い土に植えたら、日当たりの良い場所において管理します。過湿も乾燥も苦手で特に過湿はよくないです。底面吸水で育てるのがベスト。冬は日当たりの良い窓辺に置きます。暖房の風が直接当たったり、室温が高すぎたりすると花もちが悪くなったり弱ったりするので注意。最低気温が5℃を上回るようになれば屋外で育てることもできます。暑さに弱く、暖地での夏越しは無理と考えたほうがよいです

  • 管理:花がら摘みを行います
  • 肥料:長く効く元肥と、液肥を併用して株の勢いを維持します
  • 病害虫:寒い時期はあまり発生しません。暖かくなるとハダニやウドンコ病に注意

サイネリアのアレンジ

一本でこんもりまとまるので通常は単独で鉢植えにされます。他の花と合わせたい場合は寄せ鉢にします。花にクセがないので多くの花や観葉植物ともよく合います

サイネリアの主な品種

開花株で出回るので花色と咲き方(蛇の目咲きやグラデーション咲きなど)で決めます。また、寒さに強くなるように改良交配された木立性セネシオという品種群もあります



花色の一例。花弁の色だけでなく、花弁の形や花芯の色も変化があります



木立セネシオ「桂華」
サイネリアが改良親と思われる改良交配品種。寒さに強く0℃程度まで耐えます。様々な花色や草姿のバリエーションがあります。暖地の夏越しはサイネリア同様難しい

サイネリアの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
まとまりやすく花も美しいです。部屋に一鉢置けば一気に華やいだ雰囲気になります。屋外で冬越しできないのが残念。夏越しもかなり難しい部類に入ります

コメント

  • ガーデンシクラメンぐらい寒さに強い品種が生まれたら人気化間違いなしでしょう。木立セネシオも軒下の霜や雪の当たらない場所に置くことを推奨されています
  • 暖地なら3月下旬ごろに苗を買えば、5月いっぱいは屋外で花が楽しめます。屋外栽培だけを考えれば冬というよりも春の鉢花といえます

戻ります