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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ルリタマアザミ

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ルリタマアザミのデータ

花色:青紫白
学名:Echinops ritro
別名:エキノプス
科名:キク科
分類:多年草(常緑)
原産地:南ヨーロッパ〜西アジア
大きさ:背丈50〜140cm、横幅40〜100cm
主な見所:花(7〜9月)

ルリタマアザミの特徴

青紫の小花が集まった、個性的な姿の丸い花序をつけます。葉や花にトゲがありアザミによく似ていますが、アザミ属ではありません。花は4〜6cmでつぼみの期間も観賞価値があり、花つきも良好です。葉は葉縁が鋭いトゲ状になっていて触るとかなり痛いです。茎には白い毛が生えています。株はロゼット状ですが花茎は直立します。調子がよいと背がとても高くなり、横にもよく広がります

  • 難易度: 高温多湿に弱いですが、育てるのが無理なほどではありません
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量: やや乾燥した環境を好みます
  • 耐寒性: 関東地方では問題ありません

ルリタマアザミの育て方

日当たりと水はけのよい場所で育てます。暑さには耐えますが高温多湿に弱いので、風通しや土の水はけを確保します。暖地では二年草扱いされることもありますが、環境さえ良ければ夏越しは比較的楽にできます。酸性土壌を嫌うので苦土石灰などであらかじめ用土を中和しておきます

  • 管理:花がらは切り取ります
  • 肥料:緩効性肥料を春と秋に与えます
  • 病害虫:アブラムシやアオムシが発生することがあります。やや害虫の出やすい花です

ルリタマアザミのアレンジ

洋風や自然風の庭に合います。ボーダーガーデン定番の花です。個性的な姿もさることながら、初夏の宿根草が咲き終わった後に咲くので時期的にも貴重。花はくせのある姿ですが、涼しげなブルーの花色なので組み合わせは特に選びません。周囲は株間を空け、バランスを合わせるためにやや背丈のある花を植えたほうがよいでしょう。鋭いトゲがあるので通り道に植えるのは控えたほうがよいと思います

ルリタマアザミの主な品種

普通種の青紫花のほか、花色の濃い改良品種が出回っています。出回る量は少ないですが白花種もあります


ヒゴタイE. setifer
日本に自生があるエキノプス。園芸で用いられることはまれです

その他の写真


咲き進む様子。花にはよく蝶が集まります

ルリタマアザミの個人的な印象

オススメ度:★★★
個性的な姿で、アレンジは難しいですが独特な魅力があります。葉のトゲがかなり鋭いので注意

コメント

  • エキノプスの名はハリネズミに似ていることからきているのだそうです。とげは短いですが、つぼみのころは確かにハリネズミのように見えなくもないです。ただ、栽培上は葉のトゲトゲの方が痛くて気になります

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