デンタータ
プルツェワルスキー
花色:
学名:Ligularia
別名:マルバタケブキ(デンタータ)
科名:キク科
分類:多年草(冬落葉)
原産地:東アジア
大きさ:背丈40〜120cm、横幅40〜100cm
主な見所:デンタータ:花(夏〜秋) 、プルツェワルスキー:花(初夏〜夏)
花茎を伸ばし中輪の花を咲かせるデンタータと、穂のように小さな花が咲くプルツェワルスキーが主に出回っています。花色はどちらも黄色です。ツワブキに近い種で雰囲気はよく似ていますが、本種は花期は初夏〜秋咲きになります。葉は、デンタータはやや固めな印象でよりツワブキに近い印象です。濃緑の葉色ですが黒紫や赤紫などの葉色の品種も出回ります。プルツェワルスキーはやや軽い感じで、葉色も明るい緑。ツワブキ風な印象はかなり薄れます。株はどちらもロゼット型で初夏から夏に花茎を伸ばして花を咲かせます。シェードガーデンが注目されるとともに比較的ポピュラーな花になりましたが、店頭ではまだ見かける機会はそれほど多くありません
日向から半日陰の場所が適地。夏の強い日射は苦手です。カラーリーフとして使う場合は春・秋に半日程度日の当たる場所に植えれば綺麗に発色します。肥よくでやや湿った土を好みます。乾燥に弱く、特に植えつけ当初は少しでも乾かすと葉がしおれます。乾きやすい土壌の場合は、腐葉土などをすきこんで水もちを改善します。適地に植えつけて根付けば、その後は花がら摘み程度の管理で維持できます
シェードガーデンや半日陰のグランドカバー、低木の根じめ、池や流れの際などに向いています。寄せ植えや鉢植えでも育てられないことはないですがあまり向いていません。和風にも洋風にも使えます。ツワブキを使いづらい純洋風のガーデンにはいいと思います。横に広がりやすいので植栽間隔には注意が必要です。プルツェワルスキーは野趣が強いので周囲のバランスを考えずに植えつけると雑草然としてしまうことがあります
店頭に出回ることは少ないですがデンタータには赤紫や黒紫葉の品種があります
○デンタータ(L. dentata)
冒頭写真参照。中輪の花を咲かせます。葉は厚めの硬い印象でツワブキに近いです
デンタータの黒紫葉の品種
○プルツェワルスキー(L. przewalski)
冒頭写真参照。穂のように黄色い花を咲かせます。葉は薄い感じでデンタータと印象は異なります
オススメ度:★★★
シェードガーデンにおすすめの花。デンタータは初心者にもよいと思いますが、プルツェワルスキーは使い方を間違えると見栄えがしません。乾燥に弱いのでその点は注意のこと