本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ミズヒキ

戻ります

ミズヒキのデータ

花色:赤
学名:Polygonum filiforme
科名:タデ科
分類:多年草(冬落葉)
原産地:東アジア
大きさ:背丈20〜50cm(花茎40〜70cm)、横幅25〜50cm
主な見所:花(8〜11月)

ミズヒキの特徴

正月飾りや祝儀袋などに使う「水引」の名のとおり、線のように細い長い花茎を伸ばして小さな赤い花を穂状に咲かせます。花は夏の終わりから晩秋にかけて長く咲きますが、ひとつひとつの花が小さいせいか郡植しないと存在感が出ません。葉にはタデ科特有の矢印マークが入ります。美しい斑入り種もあります。姿、性質ともに野趣に富んでいてこぼれダネで周囲を覆うほど広がります

  • 難易度: とても丈夫で、むしろ増えすぎに注意がいるほどです
  • 日照量: 幅広い環境で育ちます。花つきをよくするためには日向で育てます
  • 水分量: 幅広い環境に適応します
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです

ミズヒキの育て方

とても丈夫で様々な環境で育ちます。適地は日当たり〜半日陰の、水もちのよい肥沃な土の場所です。日陰や湿潤地でも枯れることなく幅広い環境に耐えますが、花つきをよくするためには日当たりのよい場所に植えます

  • 管理:放任で育ちますが、タネから思わぬところに広がるので苗のうちに抜き取ります。花が終わりかけたらすぐ切り取れば、こぼれダネを減らせます
  • 肥料:土が肥沃なら無理に与える必要はありません
  • 病害虫:ほとんど発生しません

ミズヒキのアレンジ

野草の雰囲気を色濃く残しています。自然風の庭に植えると合いますが、とにかくこぼれダネで増えやすいので管理できない人には向きません

ミズヒキの主な品種

斑入り品種があります


白斑入の品種。半日陰〜日陰の場所に植えるとよく映えます

ミズヒキの個人的な印象

オススメ度:★
野趣が強く用いる場所は限定されますが、様々な環境に適応する丈夫さをもちます。こぼれダネで増え雑草化しやすいので安易に地植えしない方が良いかもしれません

コメント

  • 斑入り種は先祖帰りしやすいので、緑葉が出たら早めに切り取ります
  • 斑入りの葉を目的に植栽している場合、雑草化を防ぐために花芽が出たらすぐに切り取ってしまうのも一つの手かもしれません

別種の花


キンミズヒキAgrimonia pilosa var.japonica
バラ科。見ての通りミズヒキとは別種で、花も葉もかなり雰囲気が違います。山野草として育てられることもありますが、一般的な庭で使うことはまれです

戻ります