花色:
学名:Malvastrum lateritium
別名:マルバストルム
科名:アオイ科
分類:多年草(常緑)
原産地:南アメリカ
大きさ:背丈20〜35cm、横幅100〜*cm(ほふく性)
主な見所:花(5〜7月)
野趣のある草姿から美しい花を咲かせることから、自然風のペレニアルガーデンの前景などに用いられることが多いです。
横に旺盛に広がる枝から中ぐらいの大きさの花を次々と咲かせます。花は一日花で一重ですっきりした形です。花色は薄赤橙色で淡い感じです。株は四方に伸びますが、まばらな感じで広がるので通常のグランドカバーには不向きな印象です。葉は3〜6裂程度の切れ込みが入る緑色。茎は固めで、やや赤っぽい色になります。
日当たりと水はけのよい場所なら丈夫に育ちます。それ以外の環境だと思ったように育たず、特に日当たりが悪いと花が開きません。風通しのよい開けた場所に向いており、うどん粉病にもかかりにくくなります。適地なら旺盛に横に広がり放任すると収拾がつかなくなるので、早めに切り戻しを行います。ほふくして根を下ろしたものは株分けできます。
洋風の庭に合います。和風の庭にはあまり合いません。
横に広がりやすく背丈が低いので花壇の前景に使えます。グランドカバーにも使えますが、節が間延びしやすいのであまり綺麗には見えないことを考慮し、ワイルドな使い方をすると良いでしょう。節から根を出すほふく性があるので地植えに向いています。
これといった品種はないようです。
つぼみのアップ。
花のアップ。アオイ科らしい、すっきりして整った形をしています。
横に広げるのではなく、石垣などに垂れ下がるように育ててもよいでしょう。
環境が悪いと、うどんこ病にかかりやすいです。
オススメ度:★★
丈夫な花ですが日当たりのよい場所に植えないと綺麗に咲きません。節が間延びしやすいのが残念。