花色:、葉色:
学名:Salvia officinalis
科名:シソ科
分類:常緑亜低木
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈30〜70cm、横幅20〜80cm
主な見所:花(7〜9月)、葉(周年)
セージにはたくさんの種類がありますが、店頭で単に「セージ」の名で売られているものはコモンセージ(サルビア・オフィシナリス)の仲間であることが多いです。他の種類に比べ純粋にハーブとしての利用が多いことが影響していると思います。
ハーブガーデン以外では緑葉のコモンセージはほとんど用いられず、様々な斑入り種や葉色の品種がよく使われています。夏に紫の花を穂状に咲かせます。斑入り種の花つきはあまりよいほうではありません。葉には細かい毛が生え白っぽくみえます。触るとふさふさした感じです。株は枝分かれしつつ大きくなり、枝は木質化します。重要なハーブのひとつで肉料理やハーブティーに用いられます
日当たりと水はけよい場所を好みます。ジメジメした環境を嫌うので風通しを良くします。高温多湿にも弱く、鉢植えの場合は雨の当たらない半日陰で乗り切ります。地植えの場合も真夏の直射光は避けられると夏越ししやすくなります
ハーブガーデンに用います。ゴールデンセージは明るい葉色で洋風の花壇や寄せ植えでも使えます。正直なところ夏に姿が乱れやすくアレンジには使いづらいです。風通しと水はけの良い場所なら使う価値はあると思います
いくつかの葉色や斑入り種が出回っています。あまり見かけませんが白花種もあります
「ゴールデンセージ」
黄色の斑入り葉種。花は咲きにくいです
「トリコロール」
白と赤紫の斑入り葉種。花は咲きにくいです
○コモンセージ
緑葉の普通種。斑のない普通種は店頭ではなかなか出回りません。ハーブガーデンで見かける程度。花は咲きやすいです
オススメ度:★★
涼しい時期は綺麗ですが、丈夫ではないうえ夏の時期の美しさももうひとつなので、ハーブガーデン以外ではそれほど利用価値はないと思います