花色:
学名:Galphimia glauca
流通名:コウシュンカズラ・ミリオンキッス
科名:キントラノオ科
分類:常緑低木
原産地:中央アメリカ
大きさ:背丈30〜100cm、横幅30cm〜80cm
主な見所:花(8〜11月)
花が似ている別種のコウシュンカズラに「ミリオンキッス」の名をつけて出回ることが多いですが、コウシュンカズラはつる性で大きくなり、葉の印象もかなり異なります。本種は立性で、株も葉も小さめです。
花は黄色で、枝先に総状の花序をつけます。花弁の間の隙間が広く個々の花は個性的ですが、全体で見るとそれほど癖はありません。葉は楕円形〜倒卵形で、寒さに当たると紅葉します。株はブッシュ状になり、環境が良いと自然とまとまって綺麗です。耐寒性はやや弱く、暖地でも屋外では葉が落ちたり枝が枯れたりしやすいです
暖かい時期は水切れ以外には強く、丈夫で育てやすいです。日当たりの良い場所で育てます。半日陰でも育ちますが、徒長して姿が乱れやすく花つきも悪化します。水はけと水もちの良い土に植えます。生育期に乾燥させると弱りやすいです。冬越し中は乾燥気味に管理します
洋風や和風の庭に向いています。やや硬い雰囲気で自然風の庭にはあまり向きません。冬越しのことも考えて一般的には鉢植えにします。霜の降りにくい暖地なら地植えも不可能ではありません。横に広がりやすいので寄せ植えには向いていません。花期は夏から秋なので、寄せ鉢で紫系のサルビアと合わせたり、黄色の山野草などと合わせるとよいでしょう
これといった品種はないようです
花のアップ。花弁の間が離れているのが特徴
寒さに当たって紅葉している様子。さらに寒さに当たると落葉してしまいます
冬越し後の枝から芽吹いた様子。芽出しは遅くかなり暖かくなってからなので、枯れたと思っても廃棄せず、しばらく様子をみるとよいでしょう
オススメ度:★★★★
背丈が低く自然とまとまりやすいのは好印象。
暖かい時期は非常に丈夫ですが、冬に屋外で育てると見苦しい姿になりがちです