花色:
学名:Gaura lindheimeri
別名:ハクチョウソウ
科名:アカバナ科
分類:落葉〜半常緑多年草
原産地:北アメリカ
大きさ:背丈30〜120cm、横幅40〜100cm
主な見所:花(6〜9月)
蝶が羽を広げたような美しい姿の花ですが、性質は強健そのもので、草姿も野趣に富んでいます。
花色は白が一般的ですが紅色もあります。花期が長く、暑さに強いので真夏も開花が続きます。従来の高性種は背丈や横幅が1m以上になり倒れやすく、姿も乱れがちになるので、地植えでも広いスペースが必要になりますが、狭い場所や鉢植え向き矮性種もあります。
とても丈夫で、日当たりさえあれば土壌を選ばすよく育ちます。
高性種は背丈が高く倒れやすいので、支柱を立てるか広い場所で育てます。矮性種は特に配慮はいりません。肥料が多かったり湿っている場所では徒長しやすいので、姿よく育てるためにはやせ地で水はけのよい場所が適しています。
高性種は地植えに適し、自然風の庭によく合います。自然に倒れた姿のまま観賞するのもよいでしょう。その場合は植栽間隔に注意して単独で植えます。整形ガーデンには向いていません。
矮性種ならあまり広くない花壇や、広めの鉢にも植えられます。整形花壇にも向きます。
高性のガウラを単独で植栽した例。
花が高い位置で咲くので、花壇の後方にも向きます。
花壇の中間に矮性種を植えた例。まとまりやすい矮性種は使い勝手が良いです。
ガウラの白花は濁りのない純白の花で、ホワイトガーデンにも向いています。
従来からの高性種と、30〜50cm前後の矮性種があります。
「フェアリーズソング」
30〜40cm程度の矮性種。花は赤紫色。茎や葉の一部が赤くなります。比較的流通量が多く店頭でもよく見かけます 。育て方は普通種に同じ。
絞り咲きの品種。
花のアップ。蝶のような端正な姿です。
倒れるように咲く高性品種のガウラ。条件の良い場所に植栽しても、倒れ気味になってしまうのを防ぐのは難しいです。支柱や荒縄等で緩く支えるとよいでしょう。
オススメ度:★★★★★
とても丈夫で花つきも良いのですが、高性種は倒れやすく広い場所が必要です。
狭い庭では矮性品種を選択するとよいでしょう。