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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ケマンソウ

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ケマンソウのデータ

花色:ピンク白
学名:Lamprocapnos spectabilis
別名:タイツリソウ
科名:ケシ科
分類:多年草(夏〜冬落葉)
原産地:東アジア
大きさ:背丈25〜80cm、横幅20〜100cm
主な見所:花(4〜6月)

ケマンソウの特徴

長く伸びた花茎にかわいい花が連なって咲きます。花ははっきりしたハート型でイヤリングのようです。花茎に5〜15個程度連なります。ピンクの花色が一般的ですが白花種も出回ります。葉は3枚の複葉で、株はやや横に広がります。夏以降は葉が枯れて休眠します。半日陰で育つのでシェードガーデンの宿根草としてよく用いられています

  • 難易度: 適地に植えれば丈夫ですが、移植には注意
  • 日照量: 明るい半日陰が適地です。さらに春にはよく日の当たる場所がベスト
  • 水分量: 乾燥にはやや弱いところがあります
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです

ケマンソウの育て方

半日陰の、肥沃で水はけ水もちのよい土を好みます。春から5月くらいまでは日の当たる場所なら花つきがよくなります。夏の西日に当たったり、乾燥しやすい場所だと弱るので避けます。移植時は根を傷めないように注意して植えます

  • 管理:終わった花茎を切る程度で基本的には放任して育てます。大きくなりすぎたら春に株分けしますが、移植には弱いので慎重に行います
  • 肥料:葉が出始めた春に緩効性肥料を与えます
  • 病害虫:ほとんど発生しません

ケマンソウのアレンジ

洋風、和風、自然風いずれの庭にも合います。鉢植えには向いておらずシェードガーデンなどの地植えに用います。大きくなって立派になりますが夏以降に葉が枯れるので、空いたあとのことは考えておきましょう。花の形がおもしろいので近寄って見れる位置に植えるとよいと思います

ケマンソウの主な品種

白花種や黄金葉種があります


ケマンソウの白花種

その他の写真


咲き進む様子

ケマンソウの個人的な印象

オススメ度:★★★★
花の形がかわいくて魅力的です。繊細そうに見えて意外と丈夫なのもポイント

コメント

  • 夏に休眠したら、鉢植えの場合は水やりは続けつつ涼しい場所に移動します。庭植えはそのまま放任します。半日陰の涼しい場所なら真夏まで休眠しないこともあります
  • 移植に弱いので植えつけ場所をよく考えましょう
  • 高山植物のコマクサ(Dicentra)に近い種とされていましたが、別属になっています。確かに、ロゼットから葉のない茎をのばして花を咲かせるコマクサの仲間とは印象が大きく異なります

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