本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

クッションブッシュ(プラチーナ)

クッションブッシュ(プラチーナ)クッションブッシュ(プラチーナ)

戻ります

クッションブッシュ(プラチーナ)のデータ

葉色:
学名:Leucophyta Brownii
別名:カロケファロス、シルバーブッシュ
科名:キク科
分類:常緑低木
原産地:オーストラリア
大きさ:背丈10〜30cm(70cm)、横幅15cm〜30cm
主な見所:葉(周年)

クッションブッシュ(プラチーナ)の特徴

オーストラリアの沿岸地域に自生する小さな低木で、個性的なシルバーリーフとして寄せ植え用のポット苗が店頭に出回っています。
葉は特徴的な銀白色で条件によっては色味が変わりやすいです。株は名前の通りブッシュ状にこんもり育ち、葉と同じく銀白色の枝が絡み合うように伸びます。縦にも横にも伸びる品種と横に広がりやすい品種があります。花は夏に球状の花を咲かせますが、あまり観賞価値はありません。
暑さや寒さにやや弱く、長雨にも弱いため雨ざらしの屋外での長期維持は難しいです。

  • 難易度: 暑さ寒さにやや弱く、簡単ではありません。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: 乾燥に強く、ジメジメした環境は苦手です。
  • 耐寒性: 耐寒性はやや弱いですが、南関東以西の温暖地なら霜除け程度で屋外でも冬を越せる場合が多いです。ただ、冬越し後に調子を崩しやすいため、株が小さいうちは屋内での保護を推奨します。

クッションブッシュ(プラチーナ)の育て方

日当たりのよい場所を好みます。乾燥した環境を好み、ジメジメは苦手なので水はけのよい土に植えます。雨に直接当たらないような場所に置くのが好ましく、水やりも葉にかけるのはなるべく避けた方が良いでしょう。

  • 管理:季節を通して雨の当たらない場所に置き、梅雨から夏場は半日陰に移動します。
    冬は屋内の日当たりの良い場所に移動したいですが、条件の良い場所がなければ霜と雨を避けられる軒下の日だまりなどに置きましょう。
  • 肥料:長期間効く緩効性肥料を植えつけ時に控えめに与えます。多肥の必要はありません。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

クッションブッシュ(プラチーナ)のアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭には合いません。
寄せ植えに向いています。乾燥を好む植物と混植するとよいでしょう。個性的な葉色や姿なので合わせる植物との相性はよく確認しましょう。
単独で鉢植えにして個性的な姿を楽しむのもよいと思います。

クッションブッシュ(プラチーナ)の主な品種

品種名つきで出回ることは少ないです。
こんもり育つ品種をよく見かけますが、横に広がりやすい品種が出回ることもあります。

その他の写真

クッションブッシュの枯れた花
夏頃に咲き、枯れた花。花は目立たず観賞価値はありません。
黄白色の花が咲くのですが、毎年のように撮ることを忘れてしまいます…。


葉のアップ。環境や季節によって色や形が異なることがあります。
また、葉が横に開かずほとんど棒状に見える場合と、葉が多少開いている場合があります。

絡み合って育つクッションブッシュ
枝が絡み合って育つクッションブッシュ。

蒸れて調子を崩した株
蒸れて調子を崩した株。株元の葉や茎の白い毛が落ち、緑色の地肌が見えています。
こうなったら、蒸れないようにまだ元気な枝を残して枝抜き剪定を行い、雨の当たらない場所で乾燥気味に管理して調子を取り戻しましょう。

クッションブッシュ(プラチーナ)の個人的な印象

オススメ度:★★
暑さ寒さどちらにもやや弱く、シルバーリーフの中でも栽培難易度はやや高め。
個性的な姿をどう生かすかも難しく、センスが問われます。

コメント

  • 店頭や通販ではどちらかといえばクッションブッシュよりも、プラチーナの名で出回ることが多いです。
  • プラチーナの名はプラチナ(白銀)から来ていると思われます。プラチナに似ているかは何とも言えませんが、シルバーの塗料を塗ったかのような特徴的な銀白色です。
  • 成木は、オーストラリアの自生地ではクッションの名前の通り自然と丸い形になるようですが、日本では環境に合わないためか、そこまで大きくなった立派な姿を見ることは少ないです。

戻ります