花色:
学名:Curcuma
別名:ハナウコン
科名:ショウガ科
分類:春植え球根
原産地:東南アジア
大きさ:背丈30〜100cm以上、横幅30〜60cm
主な見所:花(7〜9月)
ショウガやウコンの仲間で、地下に球根のような根茎ができます。上に伸びるように折り重なったピンクや白の苞がまるでトーチのようにみえます。花はその間に隠れるように咲き目立ちません。初夏から秋まで断続的に花を咲かせます。葉はつやのない緑色で、長い幅広の葉姿はスッと上に伸びた花とよく合います。草丈も花も大きくなる大型〜中型種と、鉢植え向きの小型種があります。
日当たりがよく肥沃で、水はけと水もちのよい場所に植えます。地植えなら5〜8cm程度、鉢植えは表土すれすれ程度の深さに植えます。十分暖かくなってから植えつけないと寒さで傷みます。その年の気候によりますが5月中旬以降が目安。
高温多湿に強く丈夫な花ですが、乾燥には弱いので鉢植えの場合は特に注意します。ポイントは冬越しで、寒さには強くないのでしっかり保護します。掘り上げてバーミキュライトを詰めた発泡スチロールに埋めるか鉢植えのまま10℃以上の場所で冬を乗り切ります。
基本的には洋風の庭に向きますが、オリエンタルな雰囲気を持つので、和風や自然風の庭でもポイント的に用いることで合わせることもできます。
大きくなるので地植えが適していますが、矮性種は鉢植えや寄せ植えにも向きます。背丈があり、花つきや花もちもよいのでセンタープランツとして使うとピッタリですが、ひとつの花が終わると次の花が上がってくるまで間があります。
大型〜中型種、小型種といった草丈の違いの品種や、花色違いの品種が出回ります。
「シャローム」:ピンク花の中型種です。
「ピンクパール」(冒頭写真2枚目):小輪の早生種。
「チェンマイルージュ」
濃い目のピンクで小型種です。鉢植え向き。
白花品種。育て方は同じです。
白い苞の下に紫の小さな花が咲いています。
オススメ度:★★★
冬越し以外は手間のかからない花です。花期は長いものの花もちはあまり良い方ではありません。