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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

クロコスミア

クロコスミアクロコスミア

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クロコスミアのデータ

花色:オレンジ
学名:Crocosmia
別名:モントブレチア、ヒメヒオウギズイセン
科名:アヤメ科
分類:春植え球根(宿根草扱い)
原産地:中央アフリカ〜南アフリカ
大きさ:背丈70〜120cm、横幅70〜150cm
主な見所:花(7〜8月)

クロコスミアの特徴

庭先や空き地などに半野生化して育っていることもある、とても丈夫な花。球根植物ですが、球根ではあまり出まわらず、ポット苗で宿根草のように販売されることが多いです。
夏の暑い時期に元気よく赤やオレンジの花を咲かせます。黄花種もありますがポピュラーではありません。葉は剣状で、アヤメ科らしい細長く筋が入っています。高性の品種と、やや背丈が低い品種があります。成長が早いので楽に増やす事が出来ます。

  • 難易度: 半野生化するほど丈夫です。
  • 日照量: 日向を好みますが、明るい半日陰でも花は咲きます。
  • 水分量: 適湿を好みますが、乾燥にも耐えます。
  • 耐寒性: 関東以南であれば屋外で冬を越します。

クロコスミアの育て方

とても丈夫な花です。日当たりのよい場所が適地ですが、半日陰でもそれなりに育ちます。
土質は選びませんが、ジメジメした環境は好まないので水はけは確保します。葉が枯れた後は休眠するので鉢植えの場合は水を切りますが、地植えの場合はそのまま多年草のように扱って構いません。
暖地でも冬越しが心配なら、盛り土などでマルチングすれば安心です。

  • 管理:普段は花がらを切り取る程度です。
    株が込み合いすぎたり、増やしたい場合は葉が枯れた後、球根を分けて春に植えなおします。
    寒冷地では毎年掘り上げます。
  • 肥料:春と、花後に緩効性肥料を少なめに与えます。多肥の必要はありません。
  • 病害虫:特に気になるものはありません。

クロコスミアのアレンジ

自然風の庭に向きますが、夏に長期間咲かせる性質は貴重なので洋風の整形花壇のアクセントにも使えます。アフリカの花ですがどことなく和の雰囲気があり、和風の庭でも使えます。
葉が細長く株間を保てば暑苦しさはありませんが、成長が早いので狭い場所には向きません。

クロコスミアの主な品種

赤〜オレンジ系の品種がポピュラーです。
黄色系の品種はあまり店頭には出回らないので、通販で求めるのが確実です。

ルシファー
ルシファー
真紅の花が咲く有名品種。

その他の写真

葉が茂っている様子
葉が茂っている様子。背が高めのグランドカバー的な使い方もできます。

クロコスミアの個人的な印象

オススメ度:★★★
よく増えて花を咲かせ、切花の持ちもよいです。
他の花の少なくなる時期に花を咲かせるので、季節感の演出にも向いています。

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